【保存版】新NISAで金融機関は変更できる?変更方法や時期などもまとめて解説
新NISAが始まるのに合わせて、今のNISA口座を利用している金融機関から変更できるかな?
新NISAに備えて金融機関の変更は可能で、手続きも簡単だよ!
「新NISAに合わせて今利用している金融機関から、他の金融機関へ変更したい!」と思ったあなたへ、この記事で分かりやすくお伝えしていきますね。
結論を言うと、NISA口座は年単位で金融機関を変更する事ができます。
ただし、変更できる時期には色々と条件があり、今年すでに一般NISAもしくはつみたてNISAで一度でも投資していたら、10月以降の手続きが必要となります。
「NISA口座の金融機関変更ってどうやるんだっけ?」という疑問もお答えするので、ぜひ最後まで読んで下さい!
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新NISAは年単位で金融機関を変更できる
NISA口座は年単位で金融機関を変更できるよ!
たとえば2023年はA銀行でつみたてNISA口座を利用したとして、2024年からはB証券に変更して新NISA口座の利用ができます。
またA銀行のつみたてNISA口座ですでに積立した分は、そのまま非課税で運用できるので、2023年に積立した分は非課税期間が2042年まで続いていきます。
このように、NISA口座は年単位で金融機関を変更できる事をまず覚えておきましょう。
あれ、NISA口座って1人1つしか持てないんじゃなかったっけ…?
正確には、NISA口座は同じ年に1つの金融機関でしか新規投資ができないと理解しておこう。
なので、NISA口座の金融機関を変更しても、変更前のNISA口座ですでに投資した分は、そのまま運用は続けられるよ。
ただし、金融機関を変更した後は、変更前の金融機関で新規の投資はできず、すでに投資した分の運用のみ可能です。
NISAの金融機関変更手続きの流れ
NISA口座の変更方法は、以下の2つの手順だけで終わるよ!
- 変更前の金融機関で変更手続き(勘定廃止通知書などの書類を受け取る)
- 新しい金融機関にてNISA口座を申込み、受け取った書類を提出
NISA口座の金融機関変更手続きは、そこまで難しくはないので安心して下さい。
①変更前の金融機関の手続きと、②新しい金融機関の手続きを順番に見ていきましょう。
①変更前の金融機関でNISA口座変更手続き
まずは今利用している金融機関にて、NISA口座の変更手続きを行います。
メガバンクや地方銀行などで開設している人なら、店舗にいって窓口でやって貰えば良いでしょう。
ネット証券であれば、Web上で手続きを行う事ができます。
手続きの流れは簡単で、金融商品取引業者等変更届出書を出すと、勘定廃止通知書という書類がもらえます。
この勘定廃止通知書は新しい金融機関でNISA口座を開設する際に提出するので、大事に保管しましょう。
NISA口座を利用できる金融機関は年単位で決まっているので、年内に金融機関の変更を希望する際は、変更したい年の9月30日までに手続きを行う必要があります。
もし9月30日を過ぎての手続きだと、翌年からの変更となるので注意しましょう。
ただし、これが少々やっかいなんですが、年内に金融機関変更できる期限の9月30日というのは、非課税枠をまだ利用していない事が前提となります。
仮にその年のつみたてNISA口座で積立を一度でもしていたら、10月以降の変更手続きが必要なので覚えておきましょう。
変更前の金融機関がネット証券の場合、変更手続きが少し分かりづらいので、次に紹介するね!
(1)楽天証券から他の金融機関へ変更する場合
(引用:楽天証券)
楽天証券にログイン後、左上のメニューを押します。
「NISA・つみたてNISA」をタップします。
保有商品や口座サマリーが並んでいるところを左にスワイプすると、丸が3つ並んでいるところがあるので、そこをタップします。
「NISA・つみたてNISA申込状況」をタップします。
ここの金融機関変更手続きで、「他の金融機関へNISA口座を移す」を選択すれば進められます。
ただし、今年すでに楽天証券のつみたてNISA口座で積立をしている場合は、10月以降の手続きが必要となります。
そのため、9月までに手続きしようとしても、上記の画面から先には進めないので注意して下さい。
(2)SBI証券から他の金融機関へ変更する場合
(引用:SBI証券)
SBI証券にログイン後、「口座管理」から「お客さま情報設定・変更」、そして「お取引関連・口座情報」から「NISA・つみたてNISA」に進みます。
その上で、他社への変更手続きから「お申し込み」より手続きができます。
(3)マネックス証券から他の金融機関へ変更する場合
(引用:マネックス証券)
マネックス証券では、ログイン後の「入力フォームからの質問」より「NISA口座金融機関変更を希望」と入力して連絡すれば、手続きが進むようですね。
このようにネット証券は各社によって若干、変更手続きが異なりますが、手続き自体はそこまで難しくないので、勘定廃止通知書など書類を受け取ったら次のステップに進みましょう。
②変更したい金融機関でNISA口座変更手続き
NISA口座の新しい金融機関をSBI証券にするなら、SBI証券の総合口座をすでに持っている場合、ログイン後に「NISA・つみたてNISA」→「NISA口座金融機関変更」へ進みます。
その上で、先ほど変更前の金融機関より受け取った勘定廃止通知書などの書類を郵送すれば手続きは完了です。
手続きは思ったより簡単だね!
ちなみに、SBI証券の口座開設自体した事無い人は、以下の記事から口座開設をやっておきましょう。
口座開設手続きの中で出てくるNISA口座の選択において、「つみたてNISAを申し込む」にして、「他社からの乗り換え」を選択すればOKですよ。
今のNISA口座で保有分を他の金融機関へ移管はできる?
今のつみたてNISA口座から他の金融機関のつみたてNISA口座へ、商品を移す事はできないの?
残念だけど、それはできないね
変更手続きでの注意点として、今のNISA口座で保有している分を他の金融機関へ移管はできません。
たとえばA銀行のつみたてNISA口座で購入した投資信託は、B証券には移せず、A銀行のつみたてNISAあずかりのままで非課税となります。
これは新NISAでも同じで、つみたてNISA口座で積立した銘柄を新NISAへそのまま移す事はできません。
そのため、変更前の金融機関のNISA口座における選択肢は以下の2つになります。
- 変更前の金融機関のNISA口座で投資した分はそのまま非課税期間が終わるまで保有する
- いったん売却して、金融機関変更後の新NISA口座で再度投資する
つみたてNISA口座で積立した分は約20年と長い非課税期間があるから、変更前の金融機関の積立分も、基本はそのまま保有でOKだよ!
金融機関変更後も今のつみたてNISA口座の積立はできる?
一例として楽天証券に聞いたら、問題なくできるとの事だったよ!
金融機関変更後も、変更前の金融機関にてつみたてNISAの積立はできるかについて、よく聞かれるので確認してみました。
一例として、楽天証券に問い合わせをしたところ、今年すでにつみたてNISA口座で積立していて、10月に金融機関変更の手続きを行った場合でも、その年はつみたてNISA口座での取引を継続できるとの事でした。
これは朗報なので大変うれしいですね、ただし、他の金融機関でも同様の対応になっているかは分からないので、変更前に問い合わせして聞いてみるのがベターかと思います。
NISA口座の金融機関を変更したい人のやる事まとめ
NISA口座の金融機関を変更する際の手順をまとめておいたよ!
めっちゃ助かる~~!
- 変更前の金融機関でつみたてNISAの積立をしていない
→2023年9月30日までに変更前の金融機関で手続き後、変更したい金融機関に申込すれば年内に変更が可能
※10月以降の手続きでも、翌年に変更が適用されるので問題なし - 変更前の金融機関でつみたてNISAの積立をしている
→先に変更したい金融機関で総合口座だけ申込して、10月に変更手続き後、変更したい金融機関でつみたてNISA口座開設
※10月以降の手続きなら、総合口座申込とつみたてNISA口座開設をまとめて行えばOK
まず変更前の金融機関変更でつみたてNISAの積立をしていないケースだと、2023年9月30日までに変更前の金融機関で手続き後、変更したい金融機関に申込すれば年内に変更が可能です。
ちなみに10月以降の手続きでも、金融機関変更自体は翌年に適用されるので、特段問題はありません。
総合口座開設と合わせて、つみたてNISA口座も申し込めば2024年になった際、新NISA口座が自動で開設予定だよ!
次に変更前の金融機関変更でつみたてNISAの積立をしているケース。
これは変更前の金融機関での手続きが可能になる10月まで待つ形でもいいんですが、変更後の金融機関での総合口座開設などで時間がかかります。
そのため、スムーズに変更を済ませたければ先に変更したい金融機関で総合口座だけ申込しましょう。
その上で10月に変更前の金融機関にてNISA口座の変更手続き後、変更したい金融機関で改めてつみたてNISA口座を開設すればOKですよ。
まとめ:新NISAに合わせた金融機関の変更は簡単!
NISAの金融機関変更ってめっちゃ簡単だね!さっそくやってみるぞ~!
いかがだったでしょうか。
NISA口座の金融機関変更は思ったよりずっと簡単に手続きできます。
新NISA開始に備えて、今から変更の手続きをやっていきましょう!
▼この記事は新NISAをきちんと理解する為の第4回です。続きは以下よりどうぞ▼
>>第3回:新NISA開始に合わせて特定口座はどうすればいい?
新NISAを始めてみようと思った方へ!
SBI証券のつみたてNISA口座を開設しておけば、2024年に新NISA口座が自動で開設されるので、以下の記事を参考にやってみましょう!
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