【徹底比較】つみたてNISAとiDeCoはどっちがおすすめ?投資初心者へのおすすめを紹介!

つみたてNISAとiDeCo(イデコ)でどっちを選ぼうか迷っている方へ。
結論からいうと、投資初心者がまず始めてみるなら、つみたてNISAがおすすめです。
iDeCoの方が節税メリットが大きいという魅力はあるんですが、60歳まで資金が引き出せない上に、仕組みもやや複雑で分かりづらいです。
一方でつみたてNISAはiDeCoに比べ税金のメリットは小さいですが、いつでも資金を引き出せる上に、仕組みも割とシンプルな点が個人的には良いですね。
ただ将来のどんな資金を用意するかにもよるので、この記事を読んだうえで、自分に合った方を選ぶようにしましょう!
- 結論、投資初心者はつみたてNISAがおすすめ
- 投資で得た利益に税金がかからない上に、いつでも資金を引き出せる
- iDeCoはさらに所得控除など節税メリットが大きいが、60歳まで引き出せず、仕組みもやや複雑
- なのでとりあえず始めるならつみたてNISAで、iDeCoは老後資金に注力して用意したい方向け
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1.つみたてNISAとiDeCoを比較前におさらい
[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”pentagon-okane11.png” name=”ペンタごん”] そもそも2つはどういう制度だっけ?[/speech_bubble] [speech_bubble type=”fb” subtype=”R1″ icon=”j11122233344444.jpg” name=”亮平”] まずはおさらいしようか[/speech_bubble]つみたてNISAとiDeCoの比較をする前に、まずは2つをおさらいしましょう。
それぞれを簡単に紹介しますね。
①つみたてNISAとは?
つみたてNISAは、投資の裾野を広げるため2018年にできた新しいNISA(少額投資非課税制度)です。
2014年から始まった当初のNISAは、「損しそうで投資が怖い…」という人が多く、あまり浸透しませんでした。
そこで、日本人が好むコツコツ積立に特化したのが、このつみたてNISAなのです。
最長20年間にわたり、積立投資で得た利益に税金がかからない制度として人気が集まっているんですね。

②iDeCoとは?
■iDeCo(個人型確定拠出年金)とは…
- 個人:国や企業ではなく自分で用意する
- 確定拠出:拠出(出すお金)は決まってるが、いくらもらえるかは運用次第
※いくらもらえるか決まってるのは「確定給付」型 - 年金:60歳以降に受け取れる
iDeCoと聞くと分かりづらいですが、日本語での個人型確定拠出年金という言葉を分けるとイメージがしやすいですね。
特に、「個人型」と「確定拠出」に注目すると、理解が早いですよ。
年金は国や企業からももらえますが、そうではなく自分で用意するのが個人型の年金です。
私的年金とも呼ばれ、本記事で紹介しているiDeCoはまさに自分で用意する年金ですね。
またiDeCoは確定拠出と言って、出すお金は確定してますが、実際にいくらもらえるかは運用次第です。(これはつみたてNISAと同じですね)

2.【徹底比較】つみたてNISAとiDeCoはどっちがお得?投資初心者へのおすすめを紹介
ではつみたてNISAとiDeCoの違いを実際に見て行きましょう。
気になる点を一覧でまとめましたが、注目ポイントのみピックアップしますね。
iDeCo | つみたてNISA | |
年間投資額 | 14.4~81.6万円 | 40万円 |
非課税期間 | 加入から60歳まで | 20年 |
途中引き出し | 60歳までできない | いつでもOK |
節税メリット | ◎ | ○ |
分かりやすさ | やや複雑 | 分かりやすい |
会社の手続き | 必要 | 不要 |
手数料 | かかる | かからない |
①iDeCoは60歳まで引き出せない
iDeCoはもともと年金という性質上、原則60歳まで引き出す事ができません。
これがつみたてNISAとの最大の違いで、運用に出した資金がロックされてしまうんですね。
掛金を途中でストップする事は可能ですが、iDeCoは余裕資金の中のさらに余裕資金でやる事が大事かと思います。
一方で、つみたてNISAはいつでも現金化して払い出す事ができます。
なので万が一の時や、運用中に考えが変わって資金が必要になった際にもすぐ対応できるんですね。
②節税メリットはiDeCoの方が大きい
たとえばサラリーマンの方などは会社から給料をもらっていますが、これがいわゆる収入です。
ただ、その収入に直接税金がかかるわけではなく、扶養控除や医療費控除など、経費として良い所得控除というものがあります。
iDeCoで払ったお金(掛金)はこの所得控除で経費にできるので、その分だけ所得税が安くなるんですね。
(そして所得の金額が小さくなると、その分住民税も安くなります。住民税は所得に対して原則10%なので)
たとえば年収500万円の独身サラリーマンのケースなら、月1万円の掛金で、所得税・住民税あわせて1年間で24,000円の節税が期待できます。
[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”pentagon-okane11.png” name=”ペンタごん”] この所得控除できる点は、つみたてNISAには無いんだね[/speech_bubble] [speech_bubble type=”fb” subtype=”R1″ icon=”j11122233344444.jpg” name=”亮平”] そうだね、投資の利益自体は、iDeCoもつみたてNISAも非課税になるよ[/speech_bubble]
③iDeCoは制度がやや複雑で分かりづらい
この辺りが分かりづらいですが、iDeCoは受取時に税金がかかります。
年金という性質上、受け取る際には課税されるのは仕方ないのですが、投資初心者にはやや分かりづらいですよね。
ただ優遇措置はあるので税金がかからない場合もありますが、つみたてNISAは受取時も非課税で比較的シンプルな制度です。
また、つみたてNISAはネットからの申し込みで完結しますが、iDeCoは書類を取り寄せて記入する必要があり始めるまでの手間も大きいですね。
このように、制度の分かりやすさという点では、個人的にはつみたてNISAの方がおすすめです。
④iDeCoは会社員等だと、勤務先の手続きがいる
会社員や公務員の方は、勤務先に証明書の作成を依頼する手続きが必要となります。
これが思いのほかネックで、「正直会社で言いづらい…」と止めてしまう人は結構多いみたいです。
つみたてNISAは会社での手続きは不要なので、やはり始めやすくて良いですね。
⑤iDeCoは手数料がかかる
- 加入時にかかる手数料:2,777円
- 口座管理手数料:毎月167円(楽天証券の場合)
- 給付事務手数料:給付一回につき432円
iDeCoは運用にあたり、手数料もかかってきます。
手数料体系は少し複雑ですが、まずは上記だけ抑えておけばOKです。
つみたてNISAであればこれらのコストはかからず、運用する投資信託自体のコストのみ考えればOKです。
(ただiDeCoはコストがかかる分、所得控除の節税メリットがあるのでトータルで見ればお得な事は間違いないですが)
口座管理手数料の中の運営管理手数料はネット証券だとゼロ円のところが多いですが、大手銀行などだとさらに月255円取られるところもあります。
なので、iDeCoを始める際は、楽天証券などのネット証券を選べば間違いないでしょう。

3.つみたてNISAとiDeCo、両者の共通点は?
iDeCo | つみたてNISA | |
投資の利益が非課税 | どちらも同じ | |
対象商品 | 投資信託など(iDeCoの方がやや幅広い) | |
口座数 | どちらも1口座のみ(併用は可能) |
NISAとつみたてNISA、両者には共通点もありますので、そちらもまとめておきますね。
上記の表が、共通点の一覧です。
①つみたてNISAもiDeCoも、投資で得た利益が非課税になる
たとえば投資で得た利益を10万円とします。
このうち、20.315%が税金として取られてしまいますので、あなたの手元に残る利益は8万円程度です。
しかしNISAやつみたてNISAを使うと得た利益に税金がかからないので、あなたは10万円まるまる利益として得る事ができるのです。
この特徴はどちらも同じで、素晴らしいメリットですね。
②運用商品のメインはどちらも投資信託
つみたてNISAもiDeCoも、基本的に運用商品は投資信託から選ぶ事になります。
投資信託は文字通り、『専門家に投資を信じて託す』事だと思って下さい。
投資家から集めた資金をファンドとして、まとめて運用します。
あとは、その投資信託の運用方針に沿って投資先が決まるというイメージです。
投資信託の中身については、様々なお店が入っているデパートのイメージが分かりやすいと思います。
運用先が一つだけにならず、日本や海外の株や債券などを組み合わせて一つの商品になるので、分散投資が気軽にできます。
iDeCoは元本が確保されている定期預金も選べるのでやや幅が広いですが、運用期間が必然的に長くなるので利回りが期待できる投資信託の方がベターですね。

③つみたてNISAもiDeCoも、口座を1人1つしか作れない(併用は可)
つみたてNISAもiDeCoも基本、1人1口座しか作る事はできません。
併用は可能ですが、たとえばつみたてNISA口座をメガバンクで開設した人は、いったん手続きしないとネット証券でつみたてNISA口座が開設できないので気をつけましょう。
つみたてNISAもiDeCoも、口座開設する金融機関は、色々とコストが安いネット証券での開設がベターですよ。
私は両方とも楽天証券を使ってますが、ポイントが貯まりやすかったりで自信を持っておすすめできます。

4.つみたてNISAとiDeCoの評判比較
[speech_bubble type=”fb” subtype=”R1″ icon=”pikapika_ha.png” name=”評判1″] 想定外の事態が起こっても引き出しできるつみたてNISAの方が、初心者にはありがたいかな[/speech_bubble] [speech_bubble type=”fb” subtype=”R1″ icon=”obasan4.png” name=”評判2″] とにかく年金に向けて運用したいなら、iDeCoの方がお得ね[/speech_bubble] [speech_bubble type=”fb” subtype=”R1″ icon=”akusyu_man_ojisan.png” name=”評判3″] まずは月3,000円ずつくらいからお試しで、つみたてNISAをやろうかな[/speech_bubble] [speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”hukidasi-man.png” name=”評判4″] iDeCoはどうしても分かりづらいし、会社に提出するのも嫌なんだよな…[/speech_bubble]つみたてNISAとiDeCo、どちらも節税メリットがある制度としてはどちらも良い評判です。
ただし、初心者向きな制度を考えると、個人的にはつみたてNISAかなと思いますね。
60歳まで何が起こるか分かりませんし、想定外の事態が起こっても引き出しできるつみたてNISAの方が、初心者には向いているでしょう。
もちろん60歳まで引き出せないようになっているのが良いんだという人もいるので、考え方は別れますね。
住宅資金や教育資金ならつみたてNISA、老後の資金ならiDeCoというように、使い道から考えるのも良いと思います。
5.【参考】年収が低いとiDeCoは節税メリットも弱まる
若い内からiDeCoはやった方が良いと言う人もいるが、若くて年収が低いとそもそも累進課税の制度上、節税メリットも弱くなる。
簡易計算で20歳独身で年収300万、掛金 月5,000円だと年間9,100円(月 約750円)の節税のみ。
後は資金ロックをどう考えるか次第だが、若い人はつみたてNISAが優先だと思う pic.twitter.com/mjUk3a0oMr
— 小林亮平 / 資産形成ブログ (@ryoheifree) July 24, 2019
この話を紹介している人は少ない気がしますが、iDeCoは年収が低いとそもそも節税メリットが小さくなります。
これは累進課税(高収入の人ほど、より高い税率がかかる課税方式)の制度上、年収が低いと所得税もその分安くなるからですね。
たとえば20歳独身で年収300万、掛金 月5,000円だと年間9,100円つまり月750円程度の節税にしかならないんですね。
後は資金ロックをどう考えるか次第ですが、自分の年収でどれくらい節税になるかは、事前にシミュレーションしておいた方が良いでしょう。
6.まとめ:【徹底比較】つみたてNISAとiDeCoはどっちがおすすめ?投資初心者へのおすすめを紹介!
iDeCo | つみたてNISA | |
年間投資額 | 14.4~81.6万円 | 40万円 |
非課税期間 | 加入から60歳まで | 20年 |
途中引き出し | 60歳までできない | いつでもOK |
節税メリット | ◎ | ○ |
分かりやすさ | やや複雑 | 分かりやすい |
会社の手続き | 必要 | 不要 |
手数料 | かかる | かからない |
投資の利益が非課税 | どちらも同じ | |
対象商品 | 投資信託など(iDeCoの方がやや幅広い) | |
口座数 | どちらも1口座のみ(併用は可能) |
いかがだったでしょう。
つみたてNISAとiDeCoはどちらも良い制度である事は間違いないです。
ただどちらか一つを選ぶなら、まずはつみたてNISAをおすすめします。
私も最初はつみたてNISAから始めて、毎月コツコツ積立していますよ。
始めるまで少し時間がかかるので、口座開設は早めにしておきましょう!
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