つみたてNISAをメガバンクで始めるメリットとデメリット|取扱商品も比較!

[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”pentagon-okane11.png” name=”ペンタごん”] よくメガバンクを使うんだけど、つみたてNISAもそこで始めて良いかな?[/speech_bubble] [speech_bubble type=”fb” subtype=”R1″ icon=”j11122233344444.jpg” name=”亮平”] いろいろと調べてみたよ![/speech_bubble]つみたてNISAをメガバンクで始めるのはどうか?と気になったので調べました。
ネット証券が良いと言っても、不慣れな人もいるはずなので。つみたてNISAは商品自体がそもそも厳選されており、割高な商品を引く不安もない。
店頭で余分なコストがかかるわけではないので、後はラインナップ次第▼— 小林亮平 / 資産形成ブログ (@ryoheifree) July 21, 2019
三菱UFJ・三井住友・みずほなどのメガバンクを普段利用している人にとっては、「つみたてNISAをメガバンクで始めるのはどうなの?」と気になりますよね。
かく言う私もNISAが始まった頃は三菱UFJ銀行で働いていたので、何の迷いもなく職場で口座開設しました。
(今は色々とメリットが多い楽天証券に移してます)
つみたてNISAは対象商品が限られているので、割高の投資信託を掴まされる不安はありません。
また店頭で余分なコストがかかるわけではないので、後は実際に選べるラインナップ次第という事になりますね。
なので本記事で、つみたてNISAをメガバンクで始めるメリットとデメリットを解説します。
各銀行での対象商品もあわせてチェックしましたので、いっしょに紹介していきますね。
- 結論:基本的には、つみたてNISAはメガバンクではなくネット証券がおすすめ
- ただし、メガバンクを愛用してる・ネットに不慣れで店頭で選びたい人は検討の余地あり
- 対象商品を考えると、三菱UFJ銀行とみずほ銀行は悪くない。三井住友銀行は非推奨。
「そもそもつみたてNISAって何だっけ?」という方はこちらをどうぞ▼

1.つみたてNISAをメガバンクで始めるメリット
①店頭で相談・申し込みができる

出典:三菱UFJ銀行HP
メリットは正直、これに尽きると思います。
ネットを介さず店頭で直接相談して、申し込みができる点ですね。
私もつみたてNISAの口座開設は楽天証券のHPから行いましたが、思った以上に手間がかかりました。
審査も税務署を通す必要があるので、3週間~1ヶ月ほど要したと思います。
普段からPCやスマホをあまり触らない方にとっては、店頭で受け付けしてくれるメリットは大きいでしょう。

2.つみたてNISAをメガバンクで始めるデメリット
①銀行によって取扱い商品が限られる

出典:三井住友銀行HP
たとえば上記は三井住友銀行のつみたてNISA対象商品ですが、たった3つしか取り扱っていません。
このように、そもそも取扱い商品が限られているので、選択肢がかなり狭まるデメリットがありますね。
ただメガバンクでつみたてNISAを申し込みたいというユーザーにとっては、おそらく商品数は少ない方が選びやすいからという話なのでしょうが。
一方の楽天証券だと、本記事執筆時点で152銘柄を取り扱っているので、その差は歴然です。
「eMAXIS Slim」などの人気商品もメガバンクでは対象外なので、きちんと商品を選びたいという方はネット証券で間違いないと思います。

②最低投資額がやや高くなる可能性あり

出典:三菱UFJ銀行HP
三菱UFJ銀行では最低投資額は月1,000円からとなっていますが、これはインターネットバンキングなど一定の条件を踏まえた際のみのようです。
店頭での申し込みだと、最低投資額は月10,000円からという情報もあったので、やや高くなる可能性がありますね。
一方、楽天証券なら月100円から始める事ができます。
③つみたてNISAとあわせて割高な投資商品を勧められる可能性も
- 販売手数料はゼロ(ノーロード)
- 信託報酬は一定水準以下に限定
- 信託契約期間が無期限または20年以上
- 分配頻度が毎月でない
- ヘッジ目的の場合等を除き、デリバティブ取引による運用を行っていない
つみたてNISAを利用できる商品は、かなり厳選されています。
具体的には上記の通りで、販売手数料(購入時の手数料)がゼロで、信託報酬(毎年かかる手数料)が一定の水準以下である事などです。
ただし、銀行が取り扱っているつみたてNISAの対象外商品は、割高なものがたくさんあります。
そしてそのような割高な商品こそ、銀行にとって利益率が高いので勧めてくる事はあり得ます。
仕組みが複雑でリターンが望みづらい通貨選択型や毎月分配型の投資信託などを勧められる可能性もあるので、そういった提案を受けた時は断った方が良いでしょう。

3.各メガバンクごとにつみたてNISAの取扱商品を比較!
①三菱UFJ銀行

出典:三菱UFJ銀行HP
・三菱UFJ
全12種類。
先進国株式インデックスの「つみたて先進国株式」はまあ良いと思う。
信託報酬は年0.216%で悪くはない。
(eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの年0.107%にはだいぶ劣るが)。シルバーステージ適用の特典はあるが微妙。
(ATM手数料2回無料になる程度なので) pic.twitter.com/1HurH6EhHS— 小林亮平 / 資産形成ブログ (@ryoheifree) July 21, 2019
それでは各メガバンクのつみたてNISA対象商品を順番に見ていきましょう。
まずは三菱UFJ銀行ですが、全12種類とメガバンクの中では一番多いです。
リスクリターンを取りに行く株式型なら、先進国株式インデックスの「つみたて先進国株式」は良いと思います。
つみたてNISAで注目するコスト基準である信託報酬は、年0.216%で悪くはないので。
(それでも、「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」の年0.107%にはだいぶ劣りますが)
バランス型なら「つみたて8資産均等バランス」が信託報酬 年0.2376%でこちらも低コストの部類に入るでしょう。
(こちらも、ネット証券で申し込める「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」なら年0.1512%です)

出典:三菱UFJ銀行HP
三菱UFJ銀行でつみたてNISAを始めると、一応特典があるようです。
ただATM手数料2回無料になる程度なので、これはあんまりメリットではないですね。
②三井住友銀行

出典:三井住友銀行HP
・SMBC
全3種類。
全世界株式インデックスの「三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド」は年0.27%。
(eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)は年0.153%)バランス型の「ブラックロック・つみたて・ グローバルバランスファンド」は年0.5%程度と割高。
総じて微妙。 pic.twitter.com/7tyzycO2c2
— 小林亮平 / 資産形成ブログ (@ryoheifree) July 21, 2019
続いて、三井住友銀行(SMBC)。
まず取扱数が3つのみと非常に少ないですね。
全世界株式インデックスの「三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド」は年0.27%なので悪くはない水準です。
(eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)は年0.153%)
ただバランス型の「ブラックロック・つみたて・ グローバルバランスファンド」は年0.5%程度と比較的割高ですね。
メガバンクの中では一番微妙なラインナップかなという、個人的な感想です。
③みずほ銀行

出典:みずほ銀行HP
・みずほ
全3種類と少ないが、人気の「たわらシリーズ」あり。全世界株式インデックスの「野村つみたて外国株投信」は年率0.2052%で割と優秀。
(それでもeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本(には劣るが)ATMや他行振込の無料などの特典も充実。
個人的にはメガバンの中では一番良い。 pic.twitter.com/KEpEtMx1JB— 小林亮平 / 資産形成ブログ (@ryoheifree) July 21, 2019
最後にみずほ銀行。
こちらも取扱いは3つのみと少ないですが、人気の「たわらシリーズ」がある事は注目ですね。
また全世界株式インデックスの「野村つみたて外国株投信」は年率0.2052%で割と優秀です。
(それでもeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)には劣りますが)

出典:みずほ銀行HP
みずほ銀行でつみたてNISAを始めると、ATMや他行振込の無料などの特典も充実してます。
個人的にはメガバンクの中ではみずほ銀行が一番良いかなと思います。
4.【参考】ゆうちょ銀行でのつみたてNISAの取扱商品を比較!

出典:ゆうちょ銀行HP
参考として、ゆうちょ銀行のつみたてNISA対象商品もチェックしてみました。
HPの表で、信託報酬まで一覧で見れるのは良いですね。(表の一番右)
現時点で取り扱い数は8種類。
株式型なら、三菱UFJ銀行でも取り扱っていた「つみたて先進国株式」が良いですね。
バランス型は4~8資産まで並んでいて選びやすいので、自分のリスク(値動きの幅)の許容範囲に合わせて選ぶと良いと思います。
(4資産に近づくほど、債券の割合が高くなるのでローリスクに近づくと言われている)
とにかくリスクを抑えたいなら、「JP4資産均等バランス」が向いているでしょう。
総評価として、ゆうちょ銀行のつみたてNISAは悪くないと思います。
商品のラインナップもまずまずですし、個人的には上記の表の見やすさが気に入りました。
5.基本的には、つみたてNISAはメガバンクよりネット証券がおすすめ

楽天証券なら投資信託の積立で1%還元
と、ここまで解説しておいてですが、あらためて。
基本的には、つみたてNISAはメガバンクよりネット証券がおすすめです。
先ほど挙げたように取扱い商品が多いですし、ネット証券ならではのメリットも色々とあります。
たとえば楽天証券なら楽天カードのクレジット決済で1%還元されるので、月30,000円なら毎月300ポイントもらえます。
また、月100円と少額で始められるのもネット証券ならではでしょう。
どうしてもメガバンクを使いたい・店頭で申し込みたい…という方以外は、ネット証券を選ぶと良いでしょう。

6.まとめ:つみたてNISAをメガバンクで始めるメリットとデメリット|取扱商品も比較!
- 結論:基本的には、つみたてNISAはメガバンクではなくネット証券がおすすめ
- ただし、メガバンクを愛用してる・ネットに不慣れで店頭で選びたい人は検討の余地あり
- 対象商品を考えると、三菱UFJ銀行とみずほ銀行は悪くない。三井住友銀行は非推奨。
結論を再度まとめると、上記の通りです。
つみたてNISAはネット証券から始めるのがベターですが、どうしてもメガバンクの方が良いという方もいると思いますので、本記事を参考に銀行や商品を選んでみて下さい。
つみたてNISAに限らず、NISAは一度口座開設すると移管が面倒なので、慎重に検討するようにしましょう!
つみたてNISAは楽天証券がおすすめです。
楽天カードで決済すれば、1%がポイント還元されるので利用しない手はないですよ。
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