投資信託

【結論は3本】つみたてNISAで運用する本数は?メリットや口コミもあわせて解説

小林亮平

[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”pentagon-okane11.png” name=”ペンタごん”] つみたてNISAって1本だけじゃダメかな?[/speech_bubble] [speech_bubble type=”fb” subtype=”R1″ icon=”j11122233344444.jpg” name=”亮平”] 僕も最初は1本だけだったけど、今は3本にしてるよ[/speech_bubble]

つみたてNISAを何本で運用すべきか、悩んでいませんか?

TwitterでつみたてNISAでの投資信託の保有数をアンケートしたところ、42%が「1つだけ」という回答になりました。

かく言う自分も1つだけで始めましたが、色々考えた上で現在は3本で運用をしています。

 

結論から言うと、投資信託の繰上償還(運用が予定より早く終わってしまう)の可能性を考えると、複数に分散して持っておくのがベターだと思います。

つみたてNISAはいったん積立を始めたら後はほったらかしで続けていれば基本OKなので、複数本持つ事の手間もさほどありません。

「複数本で運用すると、コストはどうなるの?」などの気になる点もあわせて解説したので、ご参考にどうぞ!

 

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0.そもそもつみたてNISAとは?

つみたてNISAは、投資の裾野を広げるため2018年にできた新しいNISA(少額投資非課税制度)です。

2014年から始まった一般NISAは、選べる投資商品の数が多く、中には金融庁としても推奨できない高コストな商品などが混ざっているという課題がありました。

  • 販売手数料はゼロ(ノーロード)
  • 信託報酬は一定水準以下に限定
  • 信託契約期間が無期限または20年以上
  • 分配頻度が毎月でない
  • ヘッジ目的の場合等を除き、デリバティブ取引による運用を行っていない

そこで、上記の厳しい条件をクリアした商品のみが対象となっているのが、このつみたてNISAなのです。

最長20年間にわたり、積立投資で得た利益に税金がかからない制度として人気が集まっているんですね。

【元銀行員が解説】つみたてNISAとは?メリットやデメリット、おすすめの商品まで網羅![speech_bubble type="fb" subtype="L1" icon="pentagon-okane11.png" na...

 

1.つみたてNISAで複数本持つ事のメリットは?

①繰上償還のリスク低減

つみたてNISAを複数本持つメリットは色々あると思いますが、なかでも繰上償還のリスク低減が一番にあるでしょう。

20年間という長期にわたって利益に税金がかからないのは魅力ですが、途中で運用が終了してしまったら強制的に現金化されてしまいます。

国内の投資信託は、直近で年間100本以上が償還していますが、繰上償還が理由となっているものも一定数見られます。

繰上償還する主な理由としては、主に純資産額(その投資信託に集まった資金)の規模感が関係しています。

要するに、人気が低い商品には資金が集まりづらく、運用が打ち切りになるという流れですね。

上記はつみたてNISA対象の人気商品であるeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の純資産額(青色の部分)ですが、右肩上がりが続いていますね。

これなら繰上償還は無いのでは?と思うかもしれませんが、運用会社に万が一の事があった際の事も考えなければいけません。

 

また昨今の国内投資信託市場は、手数料の引き下げ競争が過熱しているため、長い目で見ると運用会社もコストを下げすぎた商品の運用を続けられるかは疑問の余地が残ります。

なので、基本的には複数本で運用する事で、今後起こるかもしれない繰上償還のリスクを少しでも下げておく事が望ましいでしょう。

[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”pentagon-okane11.png” name=”ペンタごん”] 万が一を考えて、複数本持っておくべきという事だね![/speech_bubble]

 

②自分なりのポートフォリオが組める

先ほどのeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)や、株式や債券にまとめて投資できるバランスファンドなど、つみたてNISA対象の投資信託1本でも分散投資が可能となっています。

それでも自分なりのポートフォリオ(商品の組み合わせ)を作って運用したい、という方は複数本持つ選択をするでしょう。

 

③実績を比較しながら運用を楽しめる

[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”pentagon-okane11.png” name=”ペンタごん”] これは地味に結構重要なポイントだと思う[/speech_bubble]

たとえば月3,000円×3本(計9,000円)など同額で積立を始めれば、実績を分かりやすく比べる事ができますね。

運用を楽しみながら続ける事ができますし、初めて投資信託を試す方にも向いていると思います。

 

2.つみたてNISAで複数の投資信託を持った時のコスト(信託報酬)は?

  • 購入時手数料:投資信託を購入する際に、販売会社に支払う手数料(つみたてNISAはこれが無料な事が対象商品の条件)
  • 信託報酬:運用会社などに対して運用期間中、ずっと支払う手数料
  • 信託財産留保額:投資信託を解約する際に投資家が支払う手数料(つみたてNISAでは一部の投資信託のみ設定されてる)

投資信託のコストの内訳は上記の通りですが、つみたてNISAでは基本的に信託報酬のみチェックすればOKです。

購入時手数料はつみたてNISAの対象商品はすべて無料ですし、コストを競い合っている優良商品は信託財産留保額も基本ゼロになっているので。

 

信託報酬は積立したトータルの金額に対して年率でかかると思って下さい。

たとえば、積立額の合計が30万円で信託報酬が年0.3%なら、手数料は900円のイメージです。

  • 投資信託A(10万円):信託報酬 年0.2%→200円
  • 投資信託B(10万円):信託報酬 年0.3%→300円
  • 投資信託C(10万円):信託報酬 年0.4%→400円

→手数料は合計900円で、信託報酬が年0.3%の投資信託1本を30万円持った時と変わらない

上記のように、複数本持ったとしても追加でかかってくるコストは特にありません。

なので、基本的には各投資信託の信託報酬をそれぞれチェックすればOKです。

 

3.結論、つみたてNISAで運用する本数は3本がおすすめ

  • 繰上償還の可能性を考えて、複数本持つ事を前提に考える
  • つみたてNISAはMAXの積立額が月33,000円程度なので、3本保有なら積立額も管理しやすい
[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”pentagon-kangae.png” name=”ペンタごん”] 結局何本持てば良いんだろ?[/speech_bubble] [speech_bubble type=”fb” subtype=”R1″ icon=”j11122233344444.jpg” name=”亮平”] おすすめは3つだね![/speech_bubble]

で、個人的な結論ですが、つみたてNISAは3本で持つのが良いかなと思います。

繰上償還の可能性を考えてまずは複数本持つ事が、私の考える前提です。

つみたてNISA対象の投資信託で繰上償還が本当に起こるかはもちろん分かりませんが、現時点では実際に起こった際の救済措置も定まっていないので、何本かに分けておくのがベターでしょう。

その上であとは個人の好みにもよるかと思いますが、月々のMAXの積立額が33,000円ほどになる事を考慮して、3本保有が管理しやすくて良いかと考えました。

私は上記3本にて、各11,000円ずつ毎月積立としています。

リスク許容度別におすすめの投資信託を紹介しているので、ご参考にどうぞ▼

【初心者向け】つみたてNISAのおすすめ投資信託|まずはこの3銘柄から選ぼう[speech_bubble type="fb" subtype="L1" icon="pentagon-kangae.png" nam...

 

4.つみたてNISAで複数本持っている方の評判・口コミ

実際につみたてNISAで複数本持っている方の評判・口コミです。

改めて考えると、複数本持つ事のデメリットはそこまで特にないと思うので、基本的にはやはりいくつかに分けて積立するのが良いでしょう。

手間が余計にかかると思うかもしれませんが、積立さえ始めてしまえば特にやる事はないので。

 

5.まとめ:【結論は3本】つみたてNISAで運用する本数は?メリットや口コミもあわせて解説

私も最初は1本で何となく始めていましたが、今は3本に分けて運用しています。

ネット証券を使っている方などは、銘柄や積立額の変更自体はすぐできるので、さっそく試してみると良いかもしれません。

つみたてNISAは長い期間運用するので、少しでもリスクをコントロールできる事は事前にやっておくと良いでしょう!

つみたてNISAは楽天証券がおすすめです。

楽天カードで決済すれば、1%がポイント還元されるので利用しない手はないですよ。

 

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小林亮平
小林亮平
資産運用YouTuber
1989年生まれ。三菱UFJ銀行に勤務後、超初心者向けにつみたてNISAやiDeCo、楽天経済圏、ふるさと納税の入門知識を発信してます。
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