投資信託

【初心者向け】つみたてNISAのアクティブファンドを検証!インデックスファンドとどちらを入れるべき?

小林亮平

[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”pentagon-okane11.png” name=”ペンタごん”] つみたてNISAでアクティブファンドはどうなのか、アンケートを取ったよ[/speech_bubble]

つみたてNISAでアクティブファンドを組み入れてる人は、32%と意外にいるようです。

だいたい3人に1人の計算になるので、思ったより多いですね。

 

「多くのアクティブファンドは、インデックスファンドに勝てない」とはよく言われますが、つみたてNISA対象にアクティブファンドを取り入れるべきかデータも含めて検証してみたいと思います。

「つみたてNISAは本当にインデックスファンドだけで良いのかな?」という方の参考にどうぞ!

  • 結論、つみたてNISAは基本的にはインデックスファンドが無難
  • つみたてNISA対象のアクティブファンドは18本程度
  • 一定期間だとリターンが良いアクティブファンドもあるが、20年という長期間では未知数
  • ファンドマネージャーに依存する要素が大きい点もやや不安が残る

0.そもそもアクティブファンドとは?

インデックスファンド アクティブファンド
投資目標 指数との連動 指数を上回る成果
コスト 比較的低い 比較的高い
リターン 同じ指数に連動した商品ならほぼ変わらない 商品ごとに変わる
[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”pentagon-kangae.png” name=”ペンタごん”] そもそもインデックスファンドって何だっけ?[/speech_bubble] [speech_bubble type=”fb” subtype=”R1″ icon=”j11122233344444.jpg” name=”亮平”] 「平均点」だと思うと分かりやすいよ[/speech_bubble]

よく聞くインデックスファンドは、日経平均株価などの指数との連動を目指すものだと思って下さい。

インデックス(指数)とは簡単に言うと、さまざまな数値の平均点のイメージですね。

コストが比較的低く、同じ指数に連動した商品ならリターン(利回り)もほぼ変わりません。

 

一方で指数を上回る成果を目指すのがアクティブファンドです。

ファンドマネージャーによる運用や分析に人的コストがかかる分、手数料がインデックスファンドに比べ高いなどのデメリットもあります。

 

ただし、その分インデックスファンドに比べ高いリターンが期待できる可能性があるのが特徴ですね。

商品ごとにリターンが変わってくるので、選ぶ方も時間と手間がかかります。

 

1.つみたてNISA対象のアクティブファンド

つみたてNISA対象のアクティブファンド主要条件…

  • 購入時手数料が0円(ノーロード)
  • 純資産が50億円以上かつ信託の設定から5年が経過で、運用期間の3分の2以上の期間で資金が流入
  • 手数料が一定水準以下(国内資産対象は税抜で年1%以下、海外資産対象は年1.5%以下)

本記事執筆(2019年7月時点)で、つみたてNISA対象のアクティブファンドは18本です。

ただし、ベンチマークに指定外の指数を含んでいるためアクティブファンド扱っているインデックスファンドもあり、実質的には14本程度となるでしょう。

対象条件としては、信託の設定から5年が経過し、手数料が一定水準以下(国内資産対象は税抜で年1%以下、海外資産対象は年1.5%以下)などがあり、特に人気なのは、ひふみ投信ですね。

代表取締役社長であり最高投資責任者の藤野氏への期待がかなり強いようですね。

信託報酬率は年1.0584%(税込)と高めですが、それでも過去のパフォーマンスもあってつみたてNISAに組み入れている人が多いようです。

「ひふみ投信」は運営会社が直接販売、「ひふみプラス」がネット証券などで販売という違いがありますが、投資方針や組入銘柄等は同じです。

 

2.アクティブファンドのパフォーマンスは実際どうなのか?

[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”pentagon-okane11.png” name=”ペンタごん”] たしかにすごいパフォーマンスだ![/speech_bubble]

では実際にアクティブファンドのパフォーマンスを見てみましょう。

先ほどのひふみ投信を具体例として挙げてみます。

 

2008年のスタート以来、日本株価の目安指数となるTOPIXを上回るリターンが続いていますね。

これこそがアクティブファンドの醍醐味だと思うので、実績としては申し分ないでしょう。

ただ足元の1~2年は奮っておらず、直近1年では-13.1%とTOPIXの下落率(-8.2%)を大きく超えて下回っています。

とはいえアクティブファンドもずっと好調なリターンを維持できるわけではないでしょうから、長期間で見た際の過去利回りは十分すぎる水準と言えるはずです。

 

3.つみたてNISAでアクティブファンドを選んでいる人達の口コミ

つみたてNISAの投資額のうち、20~25%をアクティブファンドにしているという方が比較的目立ちました。

基本はインデックスファンドに比重を置きつつ、アクティブファンドを少し組み入れる事で高利回りを期待する戦略ですね。

 

4.つみたてNISAでアクティブファンドをメインにできないと思う理由

金融庁のつみたてNISA対象商品を基に自作

[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”pentagon-kangae.png” name=”ペンタごん”] で、結局つみたてNISAにアクティブファンドを入れるのはどうなの?[/speech_bubble] [speech_bubble type=”fb” subtype=”R1″ icon=”j11122233344444.jpg” name=”亮平”] 個人的にはあまりおすすめできないかな[/speech_bubble]

つみたてNISAにアクティブファンドを入れるか悩む方は、「20年間という長期間での高いリターンが出せるのか?」をまず考えると思います。

かくいう自分もその一人なので、つみたてNISA対象のアクティブファンドの運用期間を表でまとめてみました。

 

結論としては、20年間の運用実績がある銘柄はフィデリティ・欧州株・ファンドとフィデリティ・米国優良株・ファンドのみで、それ以外は10年以内に収まっていました。

人気のひふみ投信も設定日が2008年9月30日なので、長期運用に適しているかはまだ分からないですね。

 

また長い運用の間で、アクティブファンドを運用するファンドマネージャーが変わった際にどうなるのか?という点にもやや不安が残ります。

つみたてNISAは非課税期間が長い分、基本的には長期運用に期待が持てるファンドをメインで持つべきなので、インデックスファンドが無難でしょう。

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5.まとめ:【初心者向け】つみたてNISAのアクティブファンドを検証!インデックスファンドとどちらを入れるべき?

[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”pentagon-okane11.png” name=”ペンタごん”] 無難にインデックスファンドメインでいきます![/speech_bubble] [speech_bubble type=”fb” subtype=”R1″ icon=”j11122233344444.jpg” name=”亮平”] アクティブファンドは多少組み入れるくらいなら良いかもね[/speech_bubble]

本記事を書くにあたって色々と調べましたが、つみたてNISAでのアクティブファンドの可能性はまだ未知数というのが現状でしょう。

基本インデックスファンドをメインとしつつ、多少組み入れるなら良いかもしれません。

本記事を参考に、ぜひご自分でも調べながらつみたてNISAの商品を選んでみて下さい!

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小林亮平
小林亮平
資産運用YouTuber
1989年生まれ。三菱UFJ銀行に勤務後、超初心者向けにつみたてNISAやiDeCo、楽天経済圏、ふるさと納税の入門知識を発信してます。
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