【図解】投資信託とは?メリットやデメリットなど入門知識を網羅して解説!

「投資信託に興味あるけど、何だかよく分からん!」という方へ。
つみたてNISAやiDeCoを始めるために、よく分からないまま投資信託を買っている人も多いでしょう。
投資信託はパッと見イメージしづらいですが、じつは全然難しくありません。
仕組みやメリット・デメリットなど入門知識をまずは知っておきましょう。
初心者の方でも分かるように、図解をまじえながら丁寧に解説していきますね!
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1.そもそも投資信託とは?
①投資信託とは
投資信託は文字通り、『専門家に投資を信じて託す』事だと思って下さい。
投資家から集めた資金をファンドとして、まとめて運用します。
あとは、その投資信託の運用方針に沿って投資先が決まるというイメージです。
投資信託の中身については、様々なお店が入っているデパートのイメージが分かりやすいと思います。
運用先が一つだけにならず、日本や海外の株や債券などを組み合わせて一つの商品になるので、分散投資が気軽にできるんですね。
このようにポートフォリオ(運用の組み合わせ)は、その投資信託ごとに様々です。
何十もの国の株や債券に分散して投資している投資信託もあります。
なので、かならず目論見書(投資信託の説明書)をチェックしてから決めるのが大事ですね。

②投資信託の中身である債券や株式とは?
投資信託が何に投資をしているかについては、基本的に債券と株式を知っておきましょう。
分かりやすく言うと債券は比較的値動きが小さくローリスクローリターン、株式は債券より値動きが大きくハイリスクハイリターンだと思って下さい。
さらに国内外の地域とあわせて、「日本の債券」や「米国の株式」というように投資対象が決まるイメージです。
日本や米国の株式だけに投資している投資信託もありますが、その中身も数百もの会社に分散投資していたりします。
2.投資信託の仕組み
- 販売会社:投資信託を販売する小売店の役割(銀行や証券会社など)
- 運用会社:投資信託を運用する役割(信託銀行に指示するので委託会社とも言う)
- 信託銀行:投資信託を管理する役割(運用会社の指示を受け、売買するので受託会社とも言う)
投資信託の仕組みを知るには、上記3つの会社を覚えておきましょう。
ユーザーにとって目につく楽天証券などの販売会社は小売店のイメージで、実際はその先に運用会社や信託銀行があるんですね。
その投資信託がどこの運用会社と信託銀行なのかは、目論見書に書いてあります。
運用会社は、集まったお金をどうやって運用するかという非常に大事な役割を果たしています。
またお金の管理は上記の通り信託銀行が行っていますが、運用会社の指示を受けて売買しているんですね。
ちなみに、「投資信託って会社が倒産しても大丈夫?」と思ったあなた。
投資家から集めたお金は、信託銀行の資産とは別に分けて管理する「分別管理」という形を取っており、万が一の際にも保護されるので安心ですよ。
3.投資信託のメリット
①分散投資でリスクを下げる効果が期待できる
投資信託は先ほどお話した通り、デパートのように複数の株や債券がまざっているので分散投資が気軽にできます。
1社だけに集中して投資だと、その分値動きも激しくなりやすいですし、万が一倒産した際には大損する危険もあります。
一方で、分散投資を上手に使えば、リスク(リターンの値動き)が比較的安定する効果が期待できます。
分散投資がリターンの安定につながる理由としては、上記の図が分かりやすいと思います。
たとえばアイスクリーム会社とおでん会社に分散投資すると、季節によってそれぞれの需要が違うので、株価の値動きも異なりますよね。
このように異なる値動きの資産を組み合わせると、リターンが安定する効果が期待できるというわけです。
また1社の株式だけに投資するのは経営が傾いた際のダメージも大きいので、米国全体や世界全体の株式に投資するスタイルが最近は人気ですね。
このリスクとリターンの考え方は、以下の記事でまとめているのでご参考にどうぞ↓

②手数料(コスト)が安い投資信託もある
- 購入時手数料:投資信託を購入する際に、販売会社に支払う手数料(つみたてNISAはこれが無料な事が対象商品の条件)
- 信託財産留保額:投資信託を解約する際に投資家が支払う手数料(つみたてNISAでは一部の投資信託のみ設定されてる)
- 信託報酬:運用会社などに対して運用期間中、ずっと支払う手数料
- 隠れコスト:売買委託手数料や保管費用、監査費用など、目論見書で料率が具体的に記載されていない手数料
投資信託のコストは色々あって少し分かりづらいですが、基本的には信託報酬と隠れコストだけ見ておけばOKです。
近年はコスト競争が非常に進んでおり、優秀な投資信託は購入時手数料や信託財産留保額がゼロとなっているからです。
トータルのコストとしては年0.2%台の投資信託もあり、10万円の投資でも年間で200円程度しかかからないので非常に安いですね。
投資信託のコストについては以下の記事でまとめているので、あわせて読んでみて下さい↓

③少額から始められる

楽天証券などのネット証券なら、投資信託の積立が100円から始められます。
これが株式投資だと、購入するために最低でも数十万必要となる会社の株もあるので、ハードルが高いですね。
その点、投資信託は少額からスタートできるので、初めての方にとっても助かるでしょう。
④つみたてNISAやiDeCoの利用で非課税にできる
たとえば投資信託で得た利益を10万円とします。
このうち、20.315%が税金として取られてしまいますので、あなたの手元に残る利益は8万円程度です。
しかしつみたてNISAを使うと得た利益に税金がかからないので、あなたは10万円まるまる利益として得る事ができるのです。
(iDeCoは同じように非課税効果がある上に、さらには所得税なども安くなるので節税メリットが大きいです。ただし60歳まで引き出せないネックがありますが)
つみたてNISAは投資初心者の方にもおすすめの制度なので、ぜひ試してみて下さい。

4.投資信託のデメリット
①長期運用だと時間がかかる
基本的に投資信託は、分散投資が効いている分、一攫千金が狙いづらい特徴があります。
特に初心者はコツコツ積立での長期運用がおすすめですが、リターンを得られるまでに時間がかかる事は知っておきましょう。
短くても5年、長ければ20年近く、つみたてNISAなどを利用しながら気長に運用していく事を推奨します。
②運用期間によっては損する可能性もある
投資信託は元本保証の商品では無いので、運用期間によっては含み損となる可能性もあります。
ただし、優秀な投資信託であれば長期で見た際は右肩上がりとなる傾向があるので、短期間の変動にあまり慌てる事ない事が大事ですね。
「含み損で眠れない…」という方は以下の記事を読んでみて下さい↓

③銘柄が多すぎて選びづらい

出典:楽天証券
投資信託は国内に6,000本ほどありますが、銘柄が多すぎて逆に選びづらいですよね。
なので、おすすめの投資信託を探す方法を次に紹介しました。
5.おすすめの投資信託の選び方|つみたてNISA対象の優良商品から選ぼう
[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”pentagon-okane11.png” name=”ペンタごん”] つみたてNISAの対象商品の中から選べば良いって事だね[/speech_bubble]つみたてNISAは、投資の裾野を広げるため2018年にできた新しいNISA(少額投資非課税制度)です。
2014年から始まった一般NISAは、選べる投資商品の数が多く、中には金融庁としても推奨できない高コストな商品などが混ざっているという課題がありました。
そこで、手数料の安さなど厳しい条件をクリアした160本ほどの優良投資信託のみが対象となっているのが、このつみたてNISAなのです。
つみたてNISAの中でのおすすめ商品は、以下の記事で分かりやすく紹介しているので、ぜひ読んでみて下さい。

6.投資信託の始め方|楽天証券での開設がおすすめ!

引用:楽天証券公式HP
- 楽天証券で総合口座を開設する
- つみたてNISA口座開設の書類を請求
- 書類に記入して送付
- 税務署での審査後、口座開設完了
- 投資信託など商品を購入
投資信託は楽天証券で始めるのがおすすめです。
手数料が安い優良な投資商品も多く、評判も上々です。
月100円からのつみたても可能でポイントも貯まりやすいので、僕も愛用していますよ。
ネットからの申し込みで開設できるので、つみたてNISAからさっそく試してみて下さい!

7.【参考】目論見書と運用報告書の見方
- 目論見書:投資信託の説明書。かならず事前に確認する必要あり
- 運用報告書:決算期ごとの運用結果が記載されたレポート
最後に、投資信託に関する大事な資料として、目論見書と運用報告書を紹介します。
簡単に言うと目論見書は事前の説明書であり、運用報告書は決算期ごとの結果が分かるレポートだと思って下さい。
どちらも読むのはそこまで難しくないので、投資信託を購入する前にかならず目を通しておきましょう。


8.まとめ:【図解】投資信託とは?メリットとデメリットなど網羅して解説!
投資信託はいっけん分かりづらいイメージがありますが、じつは全然そんな事なかったですね。
今回紹介したのは、投資信託の入門知識ですが、まずはこれだけ抑えておけばOKです。
少額からでOKなので、あなたもさっそく始めてみましょう!
投資信託の積立は楽天証券がおすすめです。
楽天カードで決済すれば、1%がポイント還元されるので利用しない手はないですよ。
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