資産運用

新NISAを利用して月3万から10万の配当(不労所得)を得る方法を解説!

小林亮平
ペンタごん
ペンタごん

新NISAで配当をもらう投資をやってみたいけど、具体的な方法を教えて欲しい!

亮平さん
亮平さん

新NISAを活用して、月3万円・5万円・10万円の配当を受け取る方法を解説するね!

この記事のまとめ!
  • 新NISAの成長投資枠では高配当株・ETFも選べるはずなので、月3万(年36万)の配当を受け取るなら配当利回り3%とすると、1,200万の資金が必要。配当利回り5%なら720万の資金が必要
  • 月5万(年60万)の配当なら、配当利回り5%であればこちらも1,200万の資金が必要となり、新NISAの成長投資枠で埋まる
  • 月10万(年120万)の配当だと、さらに配当利回りを上げる為に 個別株などの選択肢があるが、厳しければ3~5%で考えよう

新NISAで選べる商品のおさらい

(引用:金融庁)

まずは、新NISAで選べる商品をおさらいします。

新NISAにはつみたて投資枠と成長投資枠があり、つみたて投資枠については、つみたてNISAで今選んでいる投資信託と同じ投資信託が選べます。

一方の成長投資枠は上場株式・投資信託等が選べて、一般NISAとほぼ同じである為、高配当株や高配当ETFも選べるはずなので、今回はこちらを活用します。

配当を受け取る投資にはどんなメリットが?

そもそも配当を受け取る投資にはどんなメリットがあるかと言うと、配当を受け取れば投資を楽しく続けられます。

たとえば多くの人が利用しているつみたてNISAでは、対象商品は分配金が出ない投資信託が基本なので、遠い将来のためにひたすらお金を出し続けて、運用を続けるのは苦行とも言えます。

たしかに複利効果としては分配が出ない方が、それだけ値上がりが期待できるので理には適っています。

ただ新NISAのつみたて投資枠でも、つみたてNISAと同じで配当は基本もらえないはずなので、成長投資枠で配当がもらえる銘柄を選んでみるのがいいかなと思います。

もし新NISAの成長投資枠で高配当株や高配当ETFを選んだら、それによって3ヶ月に一度などの頻度で配当が貰えます

この配当を日常生活の中で趣味や外食などに使う事が出来たら、投資を楽しく続けるモチベーションになるでしょう。

ただし配当を受け取ると、それだけ将来の値上がり益が減る事にはなってしまうので、配当が特段不要という人は新NISAの成長投資枠でもeMAXIS Slim米国株式などの分配金が出ない投資信託を選べばOKです。

配当を受け取るにはどんな銘柄がいい?

高配当株・もしくは配当が年々増えていく連続増配株は米国株が人気です。

上記は米国の代表的な高配当・連続増配の銘柄ですが、P&G、スリーエム、コカ・コーラ、ジョンソンエンドジョンソンは、いずれも60年以上という驚異的な増配実績があります。

米国では株主還元を重視した経営方針の企業が多いため、60年以上に渡って連続増配している企業も目立つので、自分は配当に関しては米国株に以前から投資しています。

長く増配が続いている企業と言うのは、それだけ競争力が高く、堅調な利益を出し続けていると言えるでしょう。

これが日本株だと、30年以上の連続増配でも、花王の1社のみとなってしまうので、配当が欲しければ、長年、増配が続いている米国株をまず検討してみましょう。

また、高配当ETFなら米国の高配当株へ手軽に分散投資ができます。

高配当ETFは主に3つで、VYM・HDV・SPYDがありますが、ここでは話を簡単にするために、VYMを選ぶと配当利回り3%、もしくは最も配当利回りが高いSPYDを選ぶと配当利回り5%として、月何万円の配当を受け取るために必要な資金を計算していきます。

月3万円の配当を得るには?

配当利回り3%とすると、年間36万(月3万)÷3%=1,200万の資金が必要となります。

月10万積立を続けると、10年で達成できる計算となるでしょう、ちなみにこの1,200万は新NISAの成長投資枠の上限と同じです。

もしくは、配当利回り5%とすると、年間36万(月3万)÷5%=720万の資金が必要で、月10万積立を続けると5年で達成できる計算です。

ただし、VYMは上記のように増配率が年6~7%はあるので、それも考慮すると、元本1,200万より資金が少なくても到達できるかと思います。

VYMは値上がり益も見込めるので、自分も長い間積立を続けていますね。

月5万円の配当を得るには?

月5万円だと配当利回りが高い3%ではよほど投資元本が大きくないと難しいので、配当利回り5%とすると、年間60万(月5万)÷5%=1,200万の資金が必要となります。

なので、先ほどのSPYDに月10万積立を続けて、10年で達成できる計算で、この1,200万も新NISAの成長投資枠をフル活用できます。

月5万円も配当があれば、日常の趣味やぜいたくなどにも充分賄えるので、日々の生活はかなり潤うでしょう。

ただし、受け取った配当を新NISAで再投資に回すと、非課税枠の消費に繋がるので、基本的には日常生活で使っていく事をおすすめします。

月10万円の配当を得るには?

(引用:ブルームバーグ)

月10万円の配当を達成するには、配当利回りがかなり高い個別株を検討する必要があると思うので、一例として、米国高配当銘柄でタバコ株のアルトリアで話を進めてみます。

アルトリアの直近配当利回りは8%なので、年間120万÷8%=1,500万の資金が必要となります。

投資元本1,500万だと新NISAの成長投資枠1,200万では賄えないので配偶者の成長投資枠も合わせて検討するなどの考えになるでしょう。

(引用:Googleファイナンス)

ただし、これはそもそも論になりますが、個別株に手を出すべきかはよく考えなしょう。

個別株に投資すると、より高い配当利回りが得られるケースもありますが、その分、銘柄ごとの細かい研究が必要になって時間がかかる上に、投資信託やETFのような分散効果もありません。

アルトリアに関して言うと株価はここ5年で-20%弱の下落になっているので、配当を受け取っても含み損を抱えてしまう事になっていたかもしれません

そのため、やはり高配当株投資の第一歩としては、分散投資が効いている高配当ETFをまず検討するようにしましょう。

まとめ:現実的に配当はいくらを狙うのがいい?

結論として、現実的に配当はいくらを狙うのがいいか考えてみますが、ここまで見た通り配当利回り10%というのは難しいところです。

なので、3~5%程度の配当利回りを1つの目線にしておくといいでしょう、配当利回り3%ならVYM、5%ならSPYDを選べばいいので楽に始められます。

その上で、新NISAが始まったら年240万×5年で、成長投資枠1,200万は最速で埋められるので、資金に余裕がある人は準備しておくといいでしょう。

なお、高配当ETFの配当実績などが詳しく知りたいという方は、moomoo証券アプリがおすすめです。

上記はVYMの配当実績ですが、3ヶ月に一度いくらもらえたかがすぐ分かりますよ。

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小林亮平
小林亮平
資産運用YouTuber
1989年生まれ。三菱UFJ銀行に勤務後、超初心者向けにつみたてNISAやiDeCo、楽天経済圏、ふるさと納税の入門知識を発信してます。
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