元銀行員ブロガーの亮平です。
話題の仮想通貨取引所、『フィスコ仮想通貨取引所』についてお話しますね。
フィスコがグループ会社を通じて国内大手取引所Zaifへ金融支援を行うと発表した事で、実質的な買収となれば「国内トップクラスの仮想通貨取引所になるのでは?」と注目が寄せられています。
そんな話題のフィスコ仮想通貨取引所ですが、「実際どうなの?」と気になっている方も多いと思います。
実は2016年から運営している取引所なのですが、今まで大手取引所の陰に隠れていましたね。
そんなフィスコの気になるメリットやデメリット、評判を徹底解説していきます!
Contents
0.仮想通貨取引所とは?

『仮想通貨取引所』とは、簡単に言えば仮想通貨の売り買いをするところです。
取引所に登録する事で、仮想通貨を買う事ができるようになると思って下さい。
銀行でいう口座開設のようなイメージですね。
仮想通貨取引所の登録は、とっても簡単です。
ネットで登録手続きは完了しますし、印鑑なども不要ですよ。
1.フィスコ仮想通貨取引所とは?
①フィスコ仮想通貨取引所について

取引所名 | フィスコ仮想通貨取引所 |
運営会社 | ㈱フィスコ仮想通貨取引所 |
設立時期 | 2016年4月 |
代表取締役社長 | 越智直樹 |
親会社 | ㈱フィスコ(東証ジャスダック) |
公式サイト | 公式サイトリンク |
2016年から運営しているフィスコですが、最近よく聞くようになった方は多いと思います。。
きっかけは、2018年9月20日にハッキングによって仮想通貨流失したZaifへの金融支援に名乗りを挙げたからですね。
まだZaif取引所の運営サイドとの正式合意に向けた交渉はこれからのようですが、国内トップクラスの仮想通貨取引所が生まれる可能性もあるでしょう。
ただし、田代氏いわく、フィスコとZaifは基本的にそれぞれ運営していく形となるようです。
②フィスコ仮想通貨取引所の特徴
[topic title=”★フィスコの特徴”]- 取扱銘柄:BTC・BCH・MONA・FSCC・CICC・NCXC
- 取引手数料:0.1~0.3%
- 取引所:あり
- 販売所:あり
フィスコは、フィスココインなどの独自通貨があるというのが大きな特徴ですね。
先日もZaifへの金融支援が発表された後、フィスココインの価格は大きく上昇しました。
日本の上場企業として、初めて市場流通向けに発行された独自通貨という事でも話題が集まりました。
なお販売所はビットコインとモナコインだけなので、基本は取引所の使用になりそうですね。
2.フィスコ仮想通貨取引所のメリット

①親会社フィスコがジャスダック上場企業

フィスコは、親会社がジャスダック上場企業という安心感があります。
ビットフライヤーやコインチェック、Zaifなどを使っていた方はお分かりだと思いますが、独立勢力の取引所はセキュリティや運営面など色々不安要素があるんですね。
その点、上場企業の子会社が運営しているとなれば、透明性もきちんとしていますし、ユーザーとしては安心できます。
仮想通貨取引所で何より優先すべきは、安全に使えるかという点ですからね。
②セキュリティも安心・安全

フィスコはもともと、金融関係の企業なので、仮想通貨とは相性が良いといえます。
先ほどの取材動画でも、特に金融の常識に照らし合わせて、セキュリティやコンプライアンスには力をいれていくという旨の発言がありました。
フィスコ仮想通貨取引所はもちろん、Zaifにもコンプライアンス面などでいろいろと指導を行っていくようなので、ユーザーとしては安心できますね。
③フィスココインなどの独自通貨(トークン)がある

フィスコには、3つの独自通貨(トークン)があります。
それぞれ簡単に説明しますね。
[border color=”#366FC3″]- フィスココイン(FSCC):株式会社フィスコが発行
- カイカコイン(CICC):株式会社カイカ(フィスコグループ)が発行
- ネクスコイン(NCXC):株式会社ネクス(フィスコグループ)が発行
フィスコグループの各社が株主優待としてなどの目的で発行しました。
現状は特段、明確な使用用途は見えていないのですが、今後に期待ですね。
3.フィスコ仮想通貨取引所のデメリット

①取扱い銘柄が限られている

フィスコはまだ取扱い銘柄が限られており、現状はBTC・BCH・MONAと独自通貨の6つのみです。
なのでそれ以外の通貨で取引はできないので、他の取引所と併用して使うのが良さそうですね。
②取引手数料がかかる
②-1『販売所』、『取引所』とは?

取引手数料の話をする前に、『販売所』と『取引所』を知っておきましょう。
仮想通貨取引所では、基本的に仮想通貨を買う方法は2つあります。
- 販売所:販売元である仮想通貨取引所から、直接買う

- 取引所:『板』を利用し、他のユーザーから買う

ようするに、取引をする相手が仮想通貨通貨取引所なのか、他のユーザーかという違いですね。
ちなみに取引所の『板』は、パっと見難しそうですが、実はとても簡単です。

簡単に言えば、「この値段で売りたい(買いたい)」という注文が並んでいるのが『板』です。
左側の青枠の数字が大きければ、売りたい人がたくさんいて、右側の赤枠の数字が大きければ、買いたい人が多い、というわけですね。
②-2 仮想通貨を安く買うなら、『取引所』を使おう

これがとても大事なのですが、仮想通貨を安く買うなら、『取引所』を使うのがベターです。
『販売所』はどうしても、販売元に手数料が多くとられてしまうんですね。
なので、基本的には『取引所』を使っていきましょう。
②-3 フィスコは、取引手数料がかかる

フィスコはそこまで高くはないですが、取引手数料がかかります。
国内の取引所では取引手数料が無料のところも最近は多いので、これはややネックですね。
なので、取引量が多めの際には、手数料無料の取引所の方が良いでしょう。
個人的にはビットポイントがおすすめです。
③大手に比べ、取引所のユーザーがまだ少ない

フィスコは取引所のユーザーがやや少ないので、多額の注文になると成立しづらいです。
ただし、初心者はそこまで大きな注文をする事はなく、せいぜい数万~数十万程度だと思うので、たいして問題ないと考えて良いでしょう。
4.フィスコ仮想通貨取引所の評判は?
ユーザー目線で言うと、フィスコはまだこれからの仮想通貨取引所と言えるでしょう。
取扱銘柄が少なく、取引手数料もかかるので、使うにはそこまでのメリットがありません。
ただ、Zaifとの連携次第では、今後大きく化ける可能性は当然秘めています。
数少ない、上場企業運営の取引所という事もあるので期待したいですね。
フィスコへのインタビューも行いましたので、ぜひこちらの記事もどうぞ。
5.フィスコ仮想通貨取引所の評判・メリット・デメリット!まとめ

いかがだったでしょう。
フィスコは注目を非常に集めている取引所であり、今後の動向にも注目です。
今はまだメイン取引所として使うには弱いので、2つ目・3つ目の取引所としてぜひ試してみて下さい!
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