「銀行を辞めなきゃ良かった」と言う同期は、いまだ見た事が無い

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「あいつも辞めたよ」

「えっ、あの東大卒の?」

「そうそう、順調にエリートコースだと思ったんだけどね」

 

この手の会話は、入行してからもう何十回も行われてきたと思う。

僕がいた三菱東京UFJ銀行は、同じ職種(総合職)だけで、500人以上の同期がいた。

すべての職種を合わせると、同期は1,000人を軽く超えていたらしい。

 

たくさんの同期がいたけど、たくさんの同期が辞めた。

日本で一番、採用人数が多い会社と聞いた事もあったが、それだけ辞める人数だって多くなる。

 

詳細な離職率については分からないが、僕の知っている限りの同期でも、数十人かは軽く出てくるだろう。

辞めた理由は、人それぞれだ。

 

激務に耐えられなかった。

年功序列に嫌気が刺した。

敷かれたレールの上を走る事に疲れた。

本当に人のための仕事になっているのか、わからなくなった。

 

これらは僕が聞いてきた退職理由の、ほんの一部だ。

 

ただ、僕みたいに独立した人間はやっぱり少ない。

みな転職して、これまた有名な企業に行っている。

海外を放浪したりと、変わった生き方をしている知り合いもいるが。

 

同じように銀行を辞めた、仲の良い同期もいるのでたまに会って飲んだりしている。

みな、ほっと一息ついたような、スッキリとした顔で話をしてくれる。

 

「転職先が決まってないまま勢いで辞めたからさ、あの時は怖かったよ。

でも…やっぱり辞めて良かったかな。

あのままずっと働いてたら、きっと自分がどんどん嫌いになって行ったと思うから」

 

退職した時は、みな口を揃えて不安だったと言う。

足が震える経験をしたのは、僕だけじゃなかった。

レールから外れる不安と期待は、きっと前者が勝るんだろう。

 

「退職を悩んで誰に相談しても、返って来る言葉って結局2種類しか無かったよ。

『応援するよ』か、『考え直せ』か。

 

結局、答えなんてどこにも落ちてないんだ。

最後は、もう自分で決めるしか無いんだよな」

 

帰り道、電話がかかってきた。

もうずっと連絡をとっていなかった、親しかった同期からだ。

 

「久しぶり。元気にしてる?

実は、俺も銀行を辞めたんだ。

次にやりたい事を、やっと決めれてさ…」

 

「良いね、ゆっくり話を聞かせて」

 

「うん、びっくりするなよ?

 

俺さ…これからはな…」

 

人は不思議なものだ。

やってしまった事に、後悔はそこまで生まれない。

後悔のほとんどは、『やらなかった事、行動しなかった事』への悔やみなんだろう。

 

 

「銀行を辞めて良かった」と言う同期は見るが、

「銀行を辞めなきゃ良かった」と言う同期は、いまだ見た事が無い。

 

 

 

 

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