理想の働き方

【逃げたって良い】会社から逃げたい人へどうしても伝えたい話

小林亮平

「逃げたって良い。会社から逃げたって良いさ。自分が無くなってしまう前に」

 

僕が仕事でどうしようもなく辛くなってしまった時、上司から言われた言葉だ。

うつ病に似た症状になり、眠れない夜が続いていた。

仕事に耐えられなくなり、今すぐ逃げ出したいと思っていた時だ。

 

あなたも今、「会社から、仕事から逃げたい」と思っていないだろうか。

 

誰だって、仕事に悩む事はあると思う。

そんな時は自分が悩む理由を整理する事が大事だが、簡単に解決できない事もある。

深刻になると「もう限界だ」と感じ、会社に行く事を拒否したくもなる時もあるだろう。

 

しかし、そんなあなたに、こんな事を言う人は多いのではないか。

「会社が辛いから辞めるって、それってただ逃げているだけじゃないの?」

 

そう突き付けられた言葉に迷うかもしれないが、安心して欲しい。

仕事がどうしても辛い時に逃げるのは、何も悪い事じゃない。

 

今日は僕の実体験を踏まえ、「限界まで追い詰められてしまったら、会社から逃げたって良い」と思う話をしていきたい。

辛い事ばかりの人生から、楽しさを求める人生に変えていってもらえればと思う。

 

1.「会社から逃げたい」を引き止める、大きな二つの理由

僕が思うに、「会社から逃げたい」と思う人を引き止める理由は、大きく分けて二つあると思う。

  • 「会社に迷惑がかかる。職場の仕事が回るか心配だ…」
  • 「仕事が上手く行かないのは、自分のせいだ…」

この二つの理由について、考えて行こうと思う。

じっくりと読んで、「会社から逃げる事は何も悪い事ではない」と、感じて欲しい。

 

2.「会社から逃げたい」と思うなら、会社の心配なんていらない

まずは、「自分が辞めると、職場の仕事が回るか心配だ…」という悩みについて。

これは意外と、多くの人に当てはまると思う。

  • 職場の人員不足を感じている人
  • ある程度の役職についた人
  • 会社(職場)の業績を心配してしまう人

そんな人に向けて、「会社から逃げたいなら、仕事の心配なんて要らない」という事を伝えたい。

 

① あなたがいなくても、会社は続いていく

これについては、はっきりと伝えたい。

あなたが退職しても、会社は変わらずに続いていく。

 

そもそも考えてみて欲しい。

あなたは会社のいち従業員であり、決してトップではない。

言葉を選ばずに言うと、『会社の歯車』に過ぎないのだ。

 

歯車が1つ無くなって危うくなる組織など、経営の仕方に問題がある。

1人の従業員に頼りすぎている会社なんて、遅かれ早かれ衰退していく運命にあるのだ。

 

そして僕も実際に経験したから言えるが、多くの会社は自分がいなくなっても変わらずに続いていくと思う。

転勤時も退職時も、「自分がいないと…」なんて心配は杞憂に過ぎないのだ。

他の人への引継ぎはすぐ行われ、 職場の環境は変わらず続いていくのを目の当たりにした。

 

『自分がいないと…』と気負う必要なんてどこにも無い。

どうしても辛くなってしまったら、仕事の心配などせず自分を大事にして欲しい。

 

② 会社はあなたを守ってはくれない

そしてもう一つ、「会社の心配なんて要らない」と言える理由。

会社の心配をしても、会社はあなたを守ってくれはしないからだ。

 

あなたが会社に尽くしたい気持ちを仮に持っているなら、その気持ちもわかる。

お世話になったり、信頼している人がいたりするなら、退職は余計悩むだろう。

僕もそうだった。

 

しかし、考えてみて欲しい。

あなたがそこまで心配する『会社』は、ボロボロになるまで日々働いたあなたを、守ってくれるのだろうか?

 

答えはNOだろう。

せいぜい「休みを取りなさい」と言われるくらいが関の山だ。

もしかしたら、休職の相談をしても適当にごまかされるかもしれない。

 

「会社は、君を守ってはくれません。自分の身は、自分で守る事を忘れずに」

僕が精神を崩した時に、ある人から言われた言葉だ。

そう、自分の身は、自分で守るしかないのだ。

あなたが会社の心配をしても、会社はきっとあなたを守ってはくれないだろう。

 

\銀行同期はビズリーチで転職してます/

3. 「会社から逃げたい」と思うのは、あなたのせいじゃない

次に、「仕事が上手く行かないのは、自分のせいだ…」という悩みについて。

これも、真面目な人や責任感の強い人にありがちだと思う。

  • 自分の能力不足を責めてしまう人
  • 上司から叱られる事が続いている人
  • 周りと比べられがちな人

そんな人に向けて、「会社から逃げたくなるのは、あなただけのせいじゃない」という事を伝えたい。

 

① 自責と他責を考えよう

僕が何かに失敗した時や悩んだ時に、『その失敗が、自責か他責か』を考えるようにしている。

  • 自責:失敗や悩みの原因が自分にあると考える事
  • 他責:原因が他人のせいだと考える事

こう書いてしまうと、他責はいかにもダメな人がしてしまう事だと思われがちだろう。

だが、これはあくまで「割り切りが大事だ」という話だ。

 

「会社から逃げたい」と思ってしまうのは、決してあなただけのせいじゃない。

会社にも少なからず(もしくは大部分)の非があるはずだ。

 

「自分には、もうどうしようもない…」と悩む事は、現実問題として間違いなくある。

そんな時は、もう割り切って『他責』として考え、会社のせいにしてしまおう。

自分を責め、心身を壊す事はないのだ。

 

② 辛い時に逃げるのは、動物としての本能だ

動物は、危険を察知した時は、迷わず逃げる。

そんなシーンを、あなたもテレビなどで見た事があるだろう。

 

なのに人間は、逃げてはいけないと言われるのは不思議ではないか。

仕事を辞めようと相談をすれば、こんな言葉を言われる事もあるだろう。

「会社が辛いから辞めるって、それってただ逃げているだけじゃないの?」

 

僕も実際、退職の際にそう言われた事もあった。

しかし一方で、尊敬していた上司からは貰った言葉を忘れない。

「会社がどうしても辛いなら、逃げたって良いさ。自分が無くなってしまう前に」

 

そう、どうしても辛かったら、自分を失う前に逃げてしまえばよい。

その判断は、動物としての本能だ。

自分を追い詰めて働き続けるより、危険を感じたらもう逃げてしまおう。

[kanren postid=”1135″]

 

4.まとめ:「会社から逃げたい」の気持ちを大事にして欲しい

いかがだっただろう。

今回は、「仕事で辛い事から逃げてはいけない」という声に、あえて反論を唱えてみた。

 

僕も経験をしたからよく分かる。

「辛くても踏ん張らないといけない…」と思い詰めてしまうと、いずれ心身を崩してしまう。

 

最悪のケースになってしまう前に、「会社から逃げたい」という気持ちを大事にして欲しい。

いまいる会社が全てではない。

転職だって一つの手段だ。

 

僕は勤めていた会社が自分に合わないと感じ、退職を決意した。

あなたにも、自分に合った働き方がきっとあると思う。

 

辛い事ばかりの人生から、楽しさを求める人生に変えていくきっかけになれば幸いだ。

 

▼僕の銀行員時代の話は、以下よりどうぞ(全六話)▼

あわせて読みたい

僕が3年9か月勤めた三菱東京UFJ銀行を辞めるまで

 

▼副業にはブログがおすすめです▼
ABOUT ME
小林亮平
小林亮平
資産運用YouTuber
1989年生まれ。三菱UFJ銀行に勤務後、超初心者向けにつみたてNISAやiDeCo、楽天経済圏、ふるさと納税の入門知識を発信してます。
記事URLをコピーしました