「まだ転職しない」を、僕が悩んだ末に決めた6つの理由

元銀行員ブロガーのRyoheiです。
僕は3年9か月勤めた三菱東京UFJ銀行を退職する際、転職せずに独立を選びました。
ただ正直に言えば、転職か独立かは本当に悩みました。
あなたもまさに、「今の仕事をどうしようか…」と悩んでいませんか?
今回はそんな、仕事や転職に悩む人へ書いた記事です。
「まだ転職しない」を、僕が悩んだ末に決めた理由をまとめました。
そしてその体験から、「こんな人は転職をした方が良い」と勧めたい考えについても伝えたいと思います。
今の会社に残るか、転職か、独立か…自分に合った働き方の参考になれば幸いです。
1.「まだ転職しない」を、僕が悩んだ末に決めた6つの理由
【自分が転職をしなかった理由】
①会社に属する事から離れたかった
②時間に自由になりたかった
③自分の力で稼いでみたかった
④努力した分だけお金が手に入る事を望んだ
⑤失敗しても、その時に転職すれば良いと思った
⑥まだ25歳の独身なら、リスクなんて大したものじゃないと判断した— Ryohei@元銀行員ブロガー (@ryoheifree) 2017年9月22日
これが、僕が「転職しない」を決めた6つの理由です。
- 会社に属する事から離れたかった
- 時間に自由になりたかった
- 自分の力で稼いでみたかった
- 努力した分だけお金が手に入る事を望んだ
- 失敗しても、その時に転職すれば良いと思った
- まだ25歳の独身なら、リスクなんて大したものじゃないと判断した
ただ、転職するかどうかは最後まで悩みました。
転職を選ばなかった理由を一つ一つ、話していきますね。
①会社に属する事から、ひとまず離れたかった
僕が転職をしなかった、一番大きな理由です。
銀行という組織が嫌になっていた僕は、とにかく会社に属する事からいったん離れたい気持ちが強かったのです。
風通しの悪い上下関係や…不条理なストレス…非効率で終わりの見えない仕事…。
会社で働く事に、僕はずいぶんうんざりしていました。
ついには、うつ病のような症状が出てきた事で、僕は上司に相談をしました。
そこで「まずは会社を休みなさい」と言われて休暇をもらいましたが、退職したいという気持ちが変わる事は無かったです。
たぶん、自分にサラリーマンは向いていないのだろう。
そう考えた僕は、ひとまず会社という組織から離れて生きる道を選ぼうと思いました。
②時間に自由になりたかった
これは自分の根っからの性分でしたが、時間に自由なりたいと思いました。
朝ゆっくりと起きれる時間が欲しい…。
1日の大半の時間を、会社で過ごしたくない…。
好きなところへ行くための時間を手に入れたい…。
人は時間が無いと、とたんに心が貧しくなり、周りを思いやる事もできなくなります。
僕はそんな光景を何度も、サラリーマンの時に見てきました。
僕自身も時間の無さに消耗し、疲れ切っていました。
自分がなんのために働いているか…分からなくなっていたのが正直なところです。
なので、単純に自由な時間がもっと欲しいと思うようになりました。
③自分の力で稼いでみたかった
僕は銀行で法人営業をしていましたが、いつも会社の肩書でお金を稼いでいる気がしました。
『三菱東京UFJ銀行のRyohei』という肩書があるからこそ、お客さんは自分と話をしてくれるのでは、と。
それでは、会社に依存している事になります。
万が一、会社が経営不振になった際、自力で生きていく力が無いのでは…と思うようになりました。
そこで、自分の力で稼いでみたいと思いました。
『三菱東京UFJ銀行のRyohei』ではなく、『一個人のRyohei』として人から求められるようになるか。
それを試してみたいと思い、会社の肩書を捨てようと思いました。
④努力した分だけお金が手に入る事を望んだ
「頑張っても給料はほとんど変わらないからね。やる気が出ないよ…」
とぼやいている先輩の事が忘れられません。
確かに僕がいた銀行では、仕事を頑張った報酬は『昇進』で与えられる仕組みでした。
仕事で結果を残したら、年次が上がったタイミングで昇進できるというイメージです。
ただ毎年どんどん昇進ができるわけはもちろん無く、5~10年に一度くらいのタイミングで、上の役職に昇進ができます。
なので、どれだけ頑張って良い成績が出ても、昇進前の給料にほとんど差は出ません。
わがままかもしれませんが、僕は努力しても給料がすぐ上がらないのが嫌でした。
努力した分だけ、お金を稼げるような環境を求めたかったのです。
⑤失敗しても、その時に転職すれば良いと思った
これは幸いにも、自分が大手のメガバンクに新卒で入ったから言えた事でした。
同期にも転職した人は多くいましたが、転職が上手く行っていた人ばかりだったので。
引く手あまたで転職の話が来たという話も聞いた僕は思いました。
「これなら、いつでも転職はできるのでは?」と。
仮に独立して失敗しても、その時に転職活動をすれば良い。
そう思った僕は、まずは独立の道を選ぶ事を決めました。
⑥まだ25歳の独身だったから
退職を考えた当時、僕はまだ25歳の独身でした。
誤解をおそれずに言うと、「自分一人なら、退職してもそこまで大きなリスクは無いだろう」と思いました。
自分一人だけなら、生活費なんてギリギリまで削る事もできる。
フットワーク軽く生活する事もじゅうぶん可能だと思い、独立にチャレンジする事を決めました。
ただこれはあくまで、自分が25歳の独身だったから言えた事です。
これが30代間近になり、結婚の相手もいるようだったら、きっと転職を選んでいただろう…とは思います。
\銀行同期はビズリーチで転職してます/
2.「転職しない」を、僕が最後まで悩んだワケ
①転職しない決断は、正直やっぱり怖かった
僕は上司に退職を伝える時、人生で初めて足が震えました。
不安で吐きそうになり、言葉にできない恐怖でいっぱいでした。
そして独立してからしばらくは、100円すら使うのが怖くなりました。
これは実際に、自分が経験した生々しい実話です。
日々、貯金が目減りしていくのは、本当に心臓に悪い。
改めて、毎月安定して給料が入るのは素晴らしいと感じました。
不安定さに眠れない夜を過ごすよりは、ずっと良いです。
独立を考えていても、自分で安定して稼げるようになるまでは、会社にいるという選択肢はアリだと思います。
「転職しない」という決断は、やっぱりどうしようもない不安がつきまといます。
②僕の悩みの多くは、転職すれば解決する事だったから
僕の悩みの多くは、職場の雰囲気や給与、長い勤務時間などでした。
それらの悩みを書き出してふと思った事は、「これって転職すれば解決するのでは?」です。
転職でも解決できそうなのに、わざわざ独立というリスクある道をとる必要があるのか…。
そう思った僕は、悩みに悩みました。
あなたもいま、自分が仕事で悩んでいる事を書き出してみて下さい。
その悩みの多くは、きっと転職で解決出来る事かもしれません。
③会社を辞めてから時間が経つと、転職が難しくなると思った
「いつでも転職はできる」とは思っていましたが、同時に不安もありました。
銀行を辞めて時間が経ってから、転職を始めても上手く行くのか?という不安です。
普通であれば、会社を辞める前もしくは辞めてすぐに転職活動をして、退職したら次の会社にスムーズに移るでしょう。
実際、僕の周りも、会社を辞めてから転職までの間が無い人ばかりでした。
しかし、自分が独立を選び、時間が経ってから転職をいざしようとしたら、上手く行くのか…。
そんな不安はありました。
適当にだらだら過ごし、遊んでいた人だと思われないか。
転職市場における自分の価値を下げてしまうんじゃないか。
退職したらすぐに転職活動をした方が良いのではないかと、迷った時もありました。
④周りの目も気にしていた
「周りの目なんて、そんなの気にするな!」と言う人もいます。
独立した人の多くはそう言うかもしれません。
しかし、僕も経験したから言えますが、やはり周りの目は気になるものです。
僕たちは周りからの評価で生きている部分はあると思います。
「素直に転職した方が、周りから冷めた目で見られなくて良いのでは…」
そんな不安は消えませんでした。
3.転職を一つの選択肢に持っておこう
逆説的に言えば、もし反対の考えだったら僕は転職をしていたと思う。
・会社に属する事にもメリットはある(安定した給料、福利厚生、社会的ステータスetc…)
・会社に勤めるおかげでメリハリがある(休日を思い切り楽しめる)
・転職先がすぐ見つかるか分からない
・守るべき人がいる https://t.co/VgLLNU3DRy— Ryohei@元銀行員ブロガー (@ryoheifree) 2017年9月22日
- 副業で5万円稼げていない人
- 400万円の貯金が無い人
- 会社にいる事のメリットを感じている人
- 20代後半を過ぎ、転職先がすぐ見つかるか不安な人
- 結婚して家族がいる人
上記のような人には、僕はまず転職を勧めたいです。
なぜなら、人生をギャンブルにして欲しくないから。
僕がこの記事で話した『転職しない理由』は、誰にでもは当てはまりません。
勢いで成功できるほど、独立は甘くは無いのです。
だからこそ、転職を一つの選択肢として考えて欲しいと思います。
4.まとめ:転職を考えている人へ
「サラリーマンはオワコン。フリーランスが最高」なんていうつもりはまったく無い。
どんな働き方でも、人生を最高に楽しんでいる人が無敵だと思う。— Ryohei@元銀行員ブロガー (@ryoheifree) 2017年9月14日
いかがだったでしょうか。
今回の記事は、働き方に悩む人に向けて書きました。
今の会社に残るか、転職か、独立か…。
「自分が納得できる働き方を求めて欲しい」というのが、僕からのメッセージです。
独立こそが最高なんて、僕は言うつもりはありません。
サラリーマンでも自分が楽しめていれば素敵だと思います。
自分に合った働き方を、ぜひ探してみて下さい。
▼僕の銀行員時代の話は、以下よりどうぞ(全六話)▼
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