理想の働き方

通勤時間は無駄。時間の浪費をやめてさっさと短くするのがベストだ

小林亮平

元銀行員ブロガーの亮平です。

突然だが、あなたの通勤時間はどれくらいだろうか?

多くの人はドアツードア(家から会社までにかかるトータル時間)で1時間前後だろう。

 

慣れてしまうと、長い通勤時間に違和感を感じなくなる人も多いと思う。

しかし、通勤に悩んでいた頃を改めて思い返して欲しい。

[speech_bubble type=”fb” subtype=”R1″ icon=”businessman1_nayami.png” name=””] 毎日、この往復を繰り返すのか…[/speech_bubble]

 

メガバンクで働いていた僕も、そんな経験がある。

今日は、「通勤時間は無駄」という話を、実体験を含めてしていきたい。

 

1.「通勤時間は無駄だ」と悟った実体験

銀行員として地方で勤務をしていた時、僕はドアツードアで片道1時間30分ほど毎日行き来していた。

特に新人の頃は、朝早く出社しなければいけなかったので、準急レベルの電車で片道2時間近くかけて会社に向かっていた。

 

当時は、本当にこの通勤が苦痛で仕方なかった。

往復だけで3時間も4時間も費やす日々が、月曜から金曜までほぼ毎日続くのだから、これが大丈夫なのは相当なドMと言っていいだろう。

朝は少しでも質の高い睡眠を電車内で確保しようと、僕は飛行機や夜行バス等で使用するようなネックピローを使っていた。

電車の中でそんなものを使っている人は、僕くらいだっただろう。

それくらい睡眠時間を削り、通勤時間に費やしていた日々を、僕は2年半我慢して過ごした。

 

往復3時間が2年半続くとしたら、平日の通勤時間はざっと1,950時間(81日分)だ。

今振り返っても、本当に無駄な時間だったと断言できる。

 

2.僕が感じた、長い通勤時間のデメリット

通勤時間が長くなると、様々なデメリットが生まれる。

心身共に、驚くほどの負担になってしまうのだ。

では僕が実際に感じたデメリットを、順番に話していきたい。

 

①通勤自体がストレスになる

まずは一番のデメリットがこれだ。

通勤時間が長いと、それ自体がストレスになってしまう。

言い換えるなら、全く気が休まらないのだ。

 

立ちっぱなしの乗車は、それだけで体力を消耗する。

さらに満員電車になってしまうと、余計にイライラも増してしまうのは仕方ない事だろう。

 

なんとか席に座ろうと思うと、隣の人との椅子取りゲームが始まってしまい、余計心に余裕が無くなっていく。

譲り合いの精神なんてものは、通勤で疲弊している人には存在しないのだ。

 

②会社に行くのが嫌になる

会社に行くには、通勤は避けられない。

となると、通勤が長いと会社に行く事すら嫌になってしまうのだ。

 

最終的には、仕事へのやる気さえ失ってしまう。

自分が何のために長い時間電車に乗っているのか、分からなくなってしまうだろう。

 

③睡眠時間が減る

僕が一番苦痛だったのがこれだ。

通勤時間が長くなると、どうしても睡眠時間が減ってしまう。

 

睡眠時間が減ってしまうと、人はとたんに心に余裕が無くなっていく。

体調も崩しがちになってしまう事を、僕は身をもって実感した。

 

そう、人ひとりの健康すら奪いかねない。

それが、通勤時間というものの重大さを物語っているだろう。

 

3.通勤時間は、何も生まない

ここではっきりとしておきたいのは、『通勤時間は何も生まない』と言う事だ。

そのほとんどは時間の浪費、と言ってもいい。

 

「そんなの工夫次第だ。自分の時間の使いようだ」と反論する人はいくらでもいるだろう。

たしかに僕も片道1時間半~2時間の通勤時間の中で、何とか工夫をしようとはしていた。

新聞をしっかり読むのはもちろん、英語を聞いたり、試験の勉強をしたりというような習慣を身につけたかった。

 

しかし、僕は通勤時間の工夫なんて、大して実現できない事を、身を持って知った。

朝の通勤電車内はいつも混みあっており、スマホすら自由に触れるスペースは無かった。

 

もっと空いている電車に乗ろうと早起きしても、結局猛烈に襲ってくる眠気に勝てず、質の低い睡眠を電車でとってしまうケースがほとんど。

満員電車の中で座席に座るのに必死で、即興の椅子取りゲームに気を取られていた毎朝の日々。

 

帰り道は、寮の関係で上司や先輩と帰る事がとても多かった。

もちろん、仕事の話は出来て勉強にはなるが、会社の外に出ても気を遣っており、よくストレスにもなっていたと思う。

そして自然と仕事の話からは逸れて、途中からはほとんど適当な雑談がひたすら続いていた。

 

そう、思い返すと結局、僕は長い長い通勤時間の中で、ほとんど何も出来ていなかったのだ。

そこには、工夫なんてものは何の役にも立たなかった。

 

あなたも、通勤時間を、どのように過ごしているか今一度振り返って欲しい。

電車やバスに揺られ、気づいたら時間の浪費をしていないだろうか?

 

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4.通勤時間を短くする方法は?

では、通勤時間を短くする解決策について考えて行こう。

悩んでいるだけでは、通勤時間は一切変わりはしない。

具体策として何ができるか、アクションを起こす事が大事だ。

 

①会社の近くに引っ越す

これが真っ先に思い浮かぶアイデアだろう。

確かにこれが間違いない手段ではあるが、多くの人はお金との兼ね合いが生まれてしまうだろう。

 

僕も通勤時間を短くするための引っ越しは考えたが、結局寮から出る事が難しかったので諦めた。

「すぐに引っ越しは厳しいな…」という方は、次の手段を考えて欲しい。

 

②会社の近くのビジネスホテルを週1で使う

これが、僕が実践していた通勤対策だ。

例えば、月曜日~金曜日まで働くなら、あいだの水曜日で一度、会社の近くのビジネスホテルに泊まる。

 

実際に僕も試して気づいたが、一日だけでも通勤時間が短くなるだけで、心身への負担はずいぶん減る。

月・火の2日間と、木・金の2日間だけ通勤を我慢すれば良いのだ。

 

ビジネスホテルなら、安いところは数千円で泊まる事もできるだろう。

僕はカプセルホテルを見つけ、一泊2~3千円で泊まれていたので、かなりコスパは良かったと言える。

すぐに実践できる方法なので、あなたもぜひ試してみて欲しい。

 

③転職を選ぶだけの価値もある

上記の手段が難しく、「もうどうしても通勤そのものが辛い…」というのなら、思い切って転職も考えよう。

通勤時間を短くすると言うのは、それだけの価値が間違いなくある。

 

想像して欲しい。

 

朝ゆっくり起きれる事の素晴らしさ。

慌てずに朝食を食べ、電車に乗る時間は10分程度で良い。

そんな生活は、控えめに言っても最高だ。

 

会社を選ぶ一つの条件に、『通勤時間』は間違いなく大事だ。

だからあなたも、今の通勤に大きなストレスを感じているなら、思い切って転職も一つの選択肢として考えよう。

 

5.通勤時間の無駄を、無くしていこう

「人生が豊かにならない理由は、間違いなく時間が無いからだ」

堀江貴文さん著の『ゼロ』での一節だが、当時の僕はこの言葉にひどく共感した。

そうだ、その通りだ。

自分が日々のサラリーマン生活の中で死にそうになっている理由は、まさしく時間に追われているからだった。

 

この事に気づいた僕は、東京の本部に転勤が決まった時には、すぐに一人暮らしの物件を探し始めた。

物件を探すうえでの絶対条件はただ一つ。

『会社からドアツードアで30分以内』である事だった。

 

片道1時間半、すならち90分の通勤時間が30分になると、1時間の節約になり、往復で考えると2時間も抑えられる。

1週間の平日5日間で換算すると、1か月で40時間と、およそ2日分のまるまる自由な時間が手に入る事になる。

 

片道の通勤時間が1時間半から30分に縮まった時の幸せな感覚は、今でも忘れられない。

無駄な浪費となってしまっている通勤時間を捨てて、自由な時間を手に入れる行動に投資をしていこう。

 

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小林亮平
資産運用YouTuber
1989年生まれ。三菱UFJ銀行に勤務後、超初心者向けにつみたてNISAやiDeCo、楽天経済圏、ふるさと納税の入門知識を発信してます。
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