ふるさと納税

【図解】産休中(育休中)のふるさと納税はできる?初心者向けに分かりやすく解説!

小林亮平
[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”pentagon-kangae.png” name=”ペンタごん”] 産休中とか育休中ってふるさと納税できるの?[/speech_bubble] [speech_bubble type=”fb” subtype=”R1″ icon=”j11122233344444.jpg” name=”亮平”] 図解しながら分かりやすく紹介するね![/speech_bubble]

「産休中、育休中でもふるさと納税はした方が良いの?」と気になりますよね。

結論から言うと、その年の収入によっては、ふるさと納税をやるメリットは期待できます。

 

ふるさと納税はそもそも寄付した分だけ税金を前払いする制度で、寄付の上限額は家族構成や収入などによって決まってきます。

なので、育休や産休によって収入が下がった年はちゃんとシミュレーションする必要があるというわけですね。

図解をまじえながら分かりやすさ重視で解説していきますので、ぜひご参考にどうぞ!

  • 産休中、育休中は基本的に会社からの給料がもらえないので、ふるさと納税の寄付上限額も下がる
  • 産休中、育休中の1年間の給与(額面)がざっくり150~200万円あれば、ふるさと納税やるメリットが期待できる
  • 12月に会社からもらう源泉徴収票で実際にシミュレーションするのが大事
  • 医療費控除もあわせて利用するなら確定申告が必要なので注意
  • 夫の方でふるさと納税できないかも検討しよう

 

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0.そもそもふるさと納税とは?

[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”pentagon-okane11.png” name=”ペンタごん”] まずはふるさと納税について教えて![/speech_bubble] [speech_bubble type=”fb” subtype=”R1″ icon=”j11122233344444.jpg” name=”亮平”] 自治体との流れを頭に入れておこう[/speech_bubble]

ふるさと納税は、『地方の自治体(市区町村)に寄付ができる制度』だと思って下さい。

ふるさとという名前がついていますが、生まれ育った地域以外でも寄付は可能です。

 

そして寄付をしたら、自分が住んでいる地域の自治体に税額の控除(こうじょ)通知があり、住民税を前払いするという仕組みです。

さらに、寄付した自治体からお礼の返礼品があるので、もらった返礼品の分お得だと言われているんですね。

この税金を前払いできる金額の上限は、1年間の収入によって決まってきます。

 

これがふるさと納税の簡単な流れです。

いっけん難しく思われがちなふるさと納税ですが、実は『寄付をする』と『申請書の提出』だけで終わりなんですね。

この流れは、『ワンストップ特例制度』という仕組みで、確定申告が不要なケースです。

医療費控除などを利用した際の『確定申告制度』のケースは別にあるので、詳細は以下の記事をどうぞ↓

【元銀行員が解説】やさしいふるさと納税の始め方|メリット・デメリット・評判まとめ![speech_bubble type="fb" subtype="L1" icon="pentagon-okane11.png" na...

 

1.産休中(育休中)だとなぜふるさと納税は注意が必要?

[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”pentagon-kangae.png” name=”ペンタごん”] そもそも産休中・育休中だと、なんでふるさと納税は気をつけるんだっけ?[/speech_bubble] [speech_bubble type=”fb” subtype=”R1″ icon=”j11122233344444.jpg” name=”亮平”] ふるさと納税はある程度の収入が無いと効果が無いからなんだね[/speech_bubble]

産休中、育休中は基本的に会社からの給料がもらえません。

で、先ほどお話した通りふるさと納税は1月~12月の年間での収入(正確には所得)に基づいて、寄付できる上限が決まります。

なので産休・育休によってその年の収入が低い際は、ふるさと納税で控除できるだけの支払う税金がもともとあるかを、事前に調べる必要があるんですね。

給料のかわりに受け取れる出産手当金や育児休業給付金などは、収入に含まれません。

たとえば2019年10月~2020年8月まで育児休暇を取ったとします。

この場合、2019年のふるさと納税を行うのであれば、2019年9月~12月までの給料があるので、その給料と賞与(ボーナス)をもとにシミュレーションするというわけですね。

ふるさと納税によって住民税を前払いする事で保育園料が下がる!という情報もありますが、ふるさと納税では保育料は下がりません。

保育料を算定する基準となる住民税は、ふるさと納税の税額控除の前の金額であるため。

 

2.【産休・育休向け】ふるさと納税サイトでシミュレーションしてみよう

[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”pentagon-okane11.png” name=”ペンタごん”] とりあえずザクっとシミュレーションしたい![/speech_bubble]

とりあえず簡単にシミュレーションだけしたい!という方も多いと思います。

なので実際に、ふるさと納税サイトでシミュレーションをしてみましょう。

 

ざっくり言うと、額面の給与が150~200万円以上ある方は、シミュレーションしてみる価値はあると思います。

私が色々調べた中では、ふるさとチョイスが詳細なシミュレーション出来ておすすめですよ。

>>参考:「ふるさと納税」還付・控除限度額計算シミュレーション|ふるさとチョイス

参考:国税庁

ただし、シミュレーションする際はその年の12月頃に会社からもらう、上記の源泉徴収票を活用するのがベターです。

シミュレーションした上で年内にすぐ寄付を申し込む…というやや慌ただしい展開になりますが、できるだけきちんと上限を把握する必要がありますから。

源泉徴収票を翌年1月にもらうようであればシミュレーションが間に合わないので、個人的にはその年のふるさと納税は避けた方が良いかなと思います。

源泉徴収票が手元にあれば、おそらくシミュレーションは問題無くできると思います。

給与収入、社会保険料などは源泉徴収票に記載分をそのまま入力すればOKなので。

上記のように各項目の横の「?」を押せば、源泉徴収票のどこを見れば良いか表示してくれます。

医療費控除が少し迷うと思うので、後で解説しますね。

 

ちなみに、ふるさと納税は各人の所得に基づくので、世帯合算はできません。

なので共働きであれば、各々で上限額を計算する必要がありますね。

 

夫婦どちらか一方でのみやりたい…のであれば、基本は収入が高い方でやるのがベターです。

先ほども言いましたが、出産手当金や育児休業給付金などは収入に含まないのでご注意を。

ふるさと納税で実際に税金が引かれたかの確認は、以下の記事を参考にどうぞ。

【画像で解説】ふるさと納税の税金控除額の確認方法|金額やいつから確認できるかも紹介![speech_bubble type="fb" subtype="L1" icon="pentagon-okane11.png" na...

所得がやっぱり低くてふるさと納税が出来なそう…という方。

先ほどの源泉徴収票で、「給与所得控除後の金額」が38万円以下の場合は、夫の扶養に入る事で、夫が納税する時に配偶者控除が適用できる可能性があります。

(給与所得控除後の金額が38万円超123万円以下なら、配偶者特別控除が利用可)

 

納税者本人である夫の所得が1,000万円以下である場合に限りますが、対象になる方は、夫の年末調整時に会社へ申告してみると良いでしょう。

なお、扶養に入る場合は、納税者本人である夫のクレジットカード名義でふるさと納税は行う必要があります。

 

3.産休中(育休中)のふるさと納税にあわせて医療費控除をするなら?

[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”pentagon-kangae.png” name=”ペンタごん”] 病院たくさん通ったから医療費控除もしたいんだよなあ[/speech_bubble]

医療費控除とは、1月~12月の年間での医療費を支払った場合、確定申告を行う事によって一定の金額を所得から控除できる制度です。

なぜ産休中(育休中)のふるさと納税に関して、医療費控除が大事かと言うと、出産などに当たって病院を利用する頻度が多くなり、医療費も増えるからですね。

医療費控除を利用するとその分、課税所得が下がってふるさと納税の上限額も引き下げられるので、事前に把握しておく必要があります。

 

妊娠と診断されてからの定期検診や検査などの費用、また出産に当たってかかった入院費用や交通費も医療費控除の対象になります。

自分の医療費だけでなく、生計を一にする家族の分も合算してOKです。

共働きなら収入が高い方に寄せるのがベターなので、医療費控除もふるさと納税も夫の方で申請したという人も結構多いようですね。

 

医療費控除を行うには、病院の領収書や健康保険組合からの医療費通知書をきちんと取っておいた上で、確定申告をする必要があります。

それでは、具体的な医療費控除の計算について見ていきましょう。

  • 医療費控除の計算式=実際に支払った医療費の合計額-(1)の金額-(2)の金額 

    (1)保険金などで補てんされる金額

    (例)生命保険契約などで支給される入院費給付金や健康保険などで支給される高額療養費・家族療養費・出産育児一時金など

    (注)保険金などで補てんされる金額は、その給付の目的となった医療費の金額を限度として差し引きますので、引ききれない金額が生じた場合であっても他の医療費からは差し引きません。

    (2)10万円(その年の総所得金額等が200万円未満の人は、総所得金額等の5%の金額)

    >>参考:医療費を支払ったとき(医療費控除)|国税庁

「実際に払った医療費の金額」は領収書や医療費通知書があれば、問題無さそうですね。

「(1)保険金などで補てんされる金額」も、自分が受け取った中で該当しそうなものをピックアップすれば大丈夫だと思います。(出産手当金、育児休業給付金は給与の補てんなのでここには入れません)

「(1)保険金などで補てんされる金額」に該当するものをより具体的に知りたい方は、国税庁の以下リンクをどうぞ。

>>参考:保険金などで補填される金額

最後に「(2)10万円(その年の総所得金額等が200万円未満の人は、総所得金額等の5%の金額)」ですが、総所得金額は先ほどの源泉徴収票の「給与所得控除後の金額」にて計算すれば簡易的にはOKです。

この医療費控除の金額を、先ほどのシミュレーションに入れればより正確な上限額が分かりますね。

少し自分で計算する必要もあるので、面倒な方は以下の医療費控除シミュレーターを使ってみるのも良いかもしれません。

>>参考:医療費控除シミュレーター|クリア歯科

 

4.産休中(育休中)にふるさと納税をした方の口コミまとめ

[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”pentagon-okane11.png” name=”ペンタごん”] Twitterやインスタで頂いた体験談を、許可をもらってまとめたよ![/speech_bubble]

やはりポイントとしては、寄付限度額のチェックと、医療費控除の有無により確定申告かワンストップ特例制度かを選ぶあたりですかね。

頂いた口コミは随時、追記していきます!

 

5.【図解】産休中(育休中)のふるさと納税はできる?初心者向けに分かりやすく解説!

[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”pentagon-okane11.png” name=”ペンタごん”] 産休中・育休中でもふるさと納税できるケースもあるんだね![/speech_bubble] [speech_bubble type=”fb” subtype=”R1″ icon=”j11122233344444.jpg” name=”亮平”] 今回みたいにシミュレーションをちゃんとするのが大事だよ[/speech_bubble]

産休中や育休中でも、収入などによってはふるさと納税できるケースがあります。

ただし、そのためには事前のシミュレーションが大事なので、本記事を参考にして自分でも調べてみて下さい。

シミュレーションはあえて少し抑えめにやると、上限を上回りにくくなるのでおすすめですよ!

 

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小林亮平
資産運用YouTuber
1989年生まれ。三菱UFJ銀行に勤務後、超初心者向けにつみたてNISAやiDeCo、楽天経済圏、ふるさと納税の入門知識を発信してます。
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