プロブロガーの亮平です。
今回は、レビュー記事の書き方について。
ブログを書いていると、「次何書こう…」とネタに困る事はありませんか?
そんな時は、レビュー記事を書く事をおすすめします。
「●●を使ったら良かったよ~」という記事が気軽に書けるのは、ブロガーの特権だと思います。
そして深い知識が無くても、レビュー記事は書けます。
なぜなら、どんな知識よりも貴重な『体験談』が書けるのですから。
そんなレビュー記事ですが、何も考えずに書くとただの感想日記みたいになってしまいがちです。
「●●使いました。思ったより良かったです!」と書くだけだと、読み手は惹きこまれないでしょう。
なので、僕がレビュー記事を書く上でお勧めなポイントを紹介するので、ぜひご参考にして下さい!
Contents
1.【前提】レビュー記事で狙うターゲット層

前提として、レビュー記事で狙うターゲット層についてお話します。
上記の図は、僕の考えと経験で作りましたが、ターゲット層はだいたいこの4つに分かれると思ってください。
これは家電量販店でトップの成績を取り続けていた人の話を参考にしたのですが、彼はこの図で言う上位2つをいかに取りこぼさないかがまず大事だと言っていました。
- もう買う事自体は決めていて、何にするかを悩んでいる人
- 買うか悩んでいて、良いものがあれば買おうと思っている人
①のケースは分かりやすいですよね。
例えばデジカメを買うのは決めていて、その上でA社のにするかB社のにするか、のような話です。
家電量販店だと、もうデジカメのコーナーに一直線に来て、じっくりと商品を見比べているようなお客さんです。
この層がもちろん購買意欲がもっとも高いのですが、図で示した通りこの層は数が多くありません。
なので、肝心なのは赤字にした層、②『買うか悩んでいて、良いものがあれば買おうと思っている人』だと僕は思っています。
まずはこれくらいのざっくりとしたターゲット層で良いと思います。
その上で自分の体験談に話を置き換えて、記事を書くようにしましょう。
それでは、『買うか悩んでいて、良いものがあれば買おうと思っている人』をターゲット層にした上で、話を進めていきます。
2.レビュー記事の前の、『プレビュー記事』の書き方

まず最初のステップです。
レビューに行く前、すなわち商品を購入する前の段階について。
ここが、いわゆるターゲットの選定に繋がっていきます。
この章の部分はシンプルに考えると良いと思います。
- 自分にどんな悩み(買う欲求)があったか
- それを解決する為にどんな検索をしたか(もしくはどこで見つけたか)
- なぜ購入を決意したか(勧められ方が上手だった、好きなブランドだったから、偶然口コミで見たなど)
ポイントとして、ここは極力ありのままに書いた方が良いと思ってます。
なぜかというと、読者に信頼してもらうためです。
「店員さんの女性が可愛くて思わず買ってしまいました」
そんな話でも良いと思います。
体験談で大事なのは、ストーリーを作る事。
読者はストーリーが好きです。
ドラマや映画に魅了されるのはストーリーがあるからです。
「めちゃくちゃリサーチして、これが良いと思ったから買った!」
そんな人はそもそもこのターゲット層外です。
(さきほどの図でいう①の層に入るでしょう)
「偶然見かけて買ったら、良いものだった」
そんな具体的なプレビュー記事(というか買う前のストーリー)を書いていけると、読者は惹きこまれてその次も読んでくれると思います。
3.レビュー記事はスペックより、『使ったらどうなのか?』

さて、実際に購入して使って見たところで、体験談を書いていくのですが、ここで注意したい事。
今回狙っているターゲット層は、『商品のスペックはあまり気にしていない』という事です。
スペックを気にする人は確かにいます。
ただその人は、『もう買う事自体は決めていて、何にするかを悩んでいる人』である①のターゲット層に入ると思います。
どの商品にするか、じっくり吟味したい人ですよね。
そもそも買おうか悩んでいる層の人に、「この商品のスペックはどうたらこうたらで~他の商品に比べて~」なんて話されてもうっとうしいだけです。
なので、ここで意識する事は、『この商品を使うとどうなのか?』という事。
例えば、「このカメラならお子様の写真が、より素敵に撮れるんですよ!」と相手に使ったイメージを想像させると良いです。
そのイメージは、できるだけ鮮明で、素敵な未来を伝えてあげるのがポイントです。
そうすると、「お、そうなのか。じゃあちょっと見てみようかな」という風になりますよね。
なので体験談を書く時も、「この商品のスペックは~」なんてダラダラ書かなくて良いと思います。
書くなら最後、すなわち読者を完全に惹きつけてからですね。
それより、「この商品使ったら、僕はこうなりました!」という内容をメインで書くようにすると読者も自分が使った時がイメージしやすいと思います。
4.実際のレビュー記事の書き方
①まずは自分の体験談から

ここまで来れば、後はそこまで難しくはありません。
体験談はできるだけ丁寧に書き、写真も多く使います。
最大限、読者に使っている所をイメージしてもらうように書くのが大事だと思います。
一つポイントは、『デメリットを隠さない事』。
読者に信用して貰えないと、あなたの記事から買う人はなかなか出てきません。
なので、信用してもらう為にも、デメリットをきちんと書くようにしましょう。
ただし読み手に商品を買ってもらいたいなら、上手く言いまわせるスキルは必要です。
「このスマホは人と被りやすいのがデメリットですが、それってやっぱり人気があって、使いやすいさが好評だからなんですよね」というイメージですね。
②他の口コミも忘れずに書こう

体験談に加えて、誰もが気になるところを書いておきましょう。
すなわち、「他の体験談は、どうなんだろう?」という点です。
ここで他の口コミを書いてないと、離脱されて自分のブログから商品を買ってもらう機会を逃します。
「他の店も覗いてみますわ」と言われて、結局自分の店に戻ってきてもらえない事、接客業や販売業をしてた方ならあると思います。
そうならないように、「他の口コミだと◆◆な感想もありますね」としっかり伝えておくようにしましょう。
口コミの引用は、友人などの信頼性が高い人から持ってくるのがベターですが、いつもそうできるとは限りません。
なので、例えばアマゾンのレビューでも、同じような意見が多い時はそれを口コミとして使ったりもしています。
「有名人の●●もこれ使ってるようですね」などがあればなお効果的かなと思います。
(俗にいう『権威効果』ですね)
③『こんな人に向いてます』を書いておく

これは正直、あっても無くても良いかなと思いますが、念のため書いておくと読み手に「これは…まさに自分の事だな」と思わせられるようにする事ができますね。
『こんな人に向いてます!』という欄は、ブログやサイトなど見ていると、一度は見かけた事あると思います。
なので想像する限り、この商品が向いている人を書き出してみましょう。
もちろん自分や他の口コミを参考にするのも良いですね。
例えば、『iphoneを買うのに向いている人』という具体例なら
- スマホを初めて持つ
- カスタマイズが面倒
- 価格より操作性が大事
- 周りと同じ機種ですぐ相談できるようにしたい
- スマホカバーを色々楽しみたい
などが挙げられると思います。
④最後に読み手を一押しする

購買意欲が高い人を除いて、多くの人は買うのをためらいます。
レビューを見ている段階だとなおさらでしょう。
なので、『早めに買う理由』を最後に一押しします。
通販番組でもよく見かけるテクニックですね。
「30台限定で●●円!」
「今から30分間は、特典付き!」
要するに、迷う買い手を最後に一押しするやり方です。
これによって、買おうか悩む読者を決断まで持って行きましょう。
「もっと早く使っておけば良かった…」などの後悔と併せて書くのもアリだと思います。
意外とこの点はレビュー記事で忘れられがちですが、個人的にはとても大切だと思います。
5.補足:使い続けた後のレビュー記事も書いてみよう

ずっと商品を使っていると、新しく気づく事ってありますよね。
思ったより長持ちするとか、もしくは消耗が激しかったとか、あるいは新商品が出ても今使っているものの方が良いと思ったりとか。
余裕があれば、その『使い続けた後のレビュー記事』も書いてみましょう。
商品を買ったばかりの時に気づかなかったけど、ずっと使ったらこんなところに気が付いた。
使い続けた後の感想が、レビュー記事の体験談と一緒に書かれていると、とても説得力が出ると思いませんか?
「あぁ、やっぱりこの商品は良いんだな」と読者に思わせる事ができるでしょう。
『使い続けた後のレビュー記事』は、見出し1つ分くらいで書くなら、もともとのレビュー記事に加筆するのが良いと思います。
よりガッツリ書きたいのであれば、別記事にして内部リンクをつけるのが良いでしょう。
「商品が届いてすぐ使っただけのレビュー記事」より、「商品を3年愛用している人のレビュー記事」の方に読者は惹かれます。
レビュー記事を書いて終わり、ではなくその後の感想も書いていくようにしていきましょう。
6.まとめ:レビュー記事の書き方は簡単!
【アフィ記事のコツ】
①読者の悩みに共感し、解決策を提示(記事へ惹付け)
②具体的な体験談(生々しく)
③有名人も使ってる(権威効果)
④メリットは青字、デメリットは赤(統一感)
⑤周りの声(信頼性)
⑥こんな人向き(自分だ!と思わせる)
⑦早めに買う事が吉な理由(最後の一押し)— Ryohei@元銀行員ブロガー (@ryoheifree) 2017年8月11日
いかがだったでしょう。
「これなら自分でも書けるのは?」と思ってもらえたら幸いです。
上記のツイートは、今回の記事のだいたいのまとめになります。
(アフィ記事のコツになってますが、レビュー記事のコツだと思って下さい)
個人的には、これらのポイントを意識するだけで、じゅうぶんなレビュー記事が書けると思います。
最初にお話しした通り、レビュー記事はベースの部分だけまず抑えておけば、けっして難しくはありません。
書くネタが無い時にも役立つので、ぜひチャレンジしてみて下さい!



