プロブロガーの亮平です。
昨日、あるブロガーの方が、『ブロガー業界の未来予想図』と題して、ブログ界隈の今後について書いた記事を読んだ。
>>参考:ブロガー界隈の1年後を想像してみた。ブロガー業界の未来予想図(外部リンク)
内容はとても面白く、また自分もブロガーとしていろいろと考えるものがあったので、今回はそれをまとめて、皆さんとシェアしたいと思う。
ブロガー業界は、今後参入者がより増加していき、ライバルが多くなって稼ぐ事も難しくなっていく。
その厳しい未来を全力で生き抜く術を、僕の考えとして話していきたい。
初心者ブロガーは、ぜひ今回の記事を参考にし、今後の自分の方向性について、改めて考えるきっかけとなれば幸いだ。
1.ブロガー業界をとりまく、厳しい未来
【個人的なブロガー業界の未来予想図】
今後、過剰供給期へ進むと予想。
個人のメディア化は加速しており、最も簡易な発信源の手段として、ブログをより多くの人が始めるようになる。
↓
過剰供給期となり、個性の無いブログは淘汰される。
ブロガーは、ブログの勉強してる場合ではなくなる。— Ryohei@元銀行員ブロガー (@ryoheifree) 2017年6月26日
さっそくだが、これが僕が思う、今後のブロガー業界の未来予想図だ。
一言で言えば、『過剰供給期』に進むと考えている。
理由は簡単だ。
あなたも感じている通り、今は個人の発信力が日に日に強くなっている。
ブログに限らず、TwitterやFacebook、インスタグラムやYouTubeなど、あらゆるSNSを通じて、各々が進んで発信をする時代になっているのだ。
『個人のメディア化』という表現を何かの記事で見たが、まさに今は、個人が発信力を持つメディアになりつつある。
そして、メディアとして稼ぐ手段として、ブログは最も始めやすい手段として、ますます多くの人に普及をしていく、というのが僕の予想だ。
これにより、ブロガーの数がいっそう増えていき、先ほど述べた『過剰供給期』がやってくる、と考えている。

上記は僕が作った、ブロガー業界のピラミッド社会である。
すでに影響力があるトップブロガーや中堅ブロガーは、ピラミッドの最下層が増えたところでたいした問題は無いだろう。
深刻なのは、現在ピラミッドの最下層にいる、初心者ブロガーたちだ。
『過剰供給期』により同じ階層にライバルたちが多くなるので、一つ頭を抜け出すのが、今後はさらに難しくなっていくだろう。
2.厳しいブロガー業界で淘汰されるブログ
なので、「自分なら何を発信するか」というこだわり、すなわち個性が無いと、先ほど書いた通り今後は淘汰されるだろう。
「これなら自分は負けない」という他に類を見ない個性を探し、磨いていく。
その意味で、ブロガーはブログの勉強をしてる場合ではなくなる。
— 小林亮平@仮想通貨執筆中 (@ryoheifree) 2017年6月26日
では、その『過剰供給期』の到来によって、どんな事が起きるか。
これもシンプルだ。
「個性のないブログは淘汰される」、というのが僕の考えだ。
僕は、ブログとは『いかにファンを作るか』がもっとも大事な事だと思っている。
万人受けするブログなど味気なくなるだけだし、聞こえの良い言葉を並べただけのつまらない記事など、誰も共感はしてくれない。
それより、自分の個性を出して行く事で、『この人おもしろいな』『そうそう、僕もそう思っていたんだよ』と読み手に思わせる事で、ファンを作るかが重要だ。
なので大事なのは、『何を発信し続けていくか』、というこだわりになってくるだろう。
たとえば、僕は元銀行員ブロガーとして記事を書いているが、ブログでは銀行員としての経験を活かしたカネや働き方の話を。
また、自分が追求しているブログ運営にフォーカスした記事を書いている。
これくらい分かりやすい特徴、個性を出して行く事が、今後淘汰されないために必要になってくるのではないか。
でなければ、大量に発生する魚の群れの中で、泳ぐ事ができずに溺れてしまうだろう。
あなたがブロガー業界で淘汰されたくなければ、自分の個性を見つけて、それを発信していく事が求められるのだ。
3.厳しいブロガー業界での、生き残り方
「個性」、「個性」と書くと、『じゃあ具体的にどんなの?』と思われるが、
イメージはライザップ。
既存のジムに、パーソナリティを加えただけで大ヒットした。なので、自分の個性の出し方もそこまで悩む事はない。
真似したい他のブログを、ちょこっとアレンジするだけで、十分個性になる。— Ryohei@元銀行員ブロガー (@ryoheifree) 2017年6月26日
ここまで読んで頂いた方は、一つ思ったのではないだろうか?
「その個性とやらは、いったいどうやって出せば良いのか?」と。
安心して欲しい。
この個性の出し方は、そこまで悩む事も無い。
その例は、いまや誰でも知っている『ライザップ』が示してくれているのだ。
ライザップが一躍話題になったビジネスモデルは、あなたも知っているだろう。
筋トレ・ダイエットのパーソナルトレーニングだ。
あのビジネスモデルは、何も画期的なものとしてゼロから生まれたわけではない。
既存のビジネスモデルを、少しいじっただけなのだ。
今まで、筋トレのためのジムは、どこにでもあったし、みなが普通に利用していた。
ライザップはその既存のジムに少し手を加え、パーソナリティ要素を入れただけで、あれだけ流行る結果となった。
(CMを用いたPRの仕方が上手かったのもあるが)
個性の出し方は、このライザップから学べる。
あなたがブロガーとして活動しているなら、いつも読んでいるブログ、真似したいと思うようなブログがあるだろう。
そのブログに、少しばかりのオリジナリティを入れてあげるだけで、十分、個性を発揮したブログが出来上がるのだ。
分かりやすい話をしよう。
あなたは、英語の勉強法に関してのブログを書きたいと思っている。
「英語がペラペラでないから説得力が出せない…」と心配する必要はない。
例えば、あなたがサラリーマンで、出世のためにTOEICの点数を上げる勉強法を追い求めていたら、それがすでに個性になる。
『サラリーマンが、出世のために最短でTOEIC点数を上げて行くブログ』ができるだろう。
もしくは、あなたが大学生として、留学のための英語の勉強をしているなら、
『私が突き詰めた、大学生の留学のための英語の勉強ブログ』ができるだろう。
いかがだろうか。
この例は、既存の英語学習ブログに、少し自分のステータスや経歴を入れただけで、分かりやすい個性にできたというイメージだ。
このように、個性の作り方は決して難しくはない。
自分が真似したいと思うブログに、少し自分ならではの経験やアイデアを入れるだけで、差別化はじゅうぶんできるのだ。
4.まとめ:厳しいブロガー業界を生き抜く術
今後、有名ブロガーを目指したい方へ。
漫画家は、絵より話の勉強をすべき。
ブロガ―も、せっせとブログを作っている場合ではなくなる。個性が無いブログは、今後ライバルが多くなるなかで、ますます淘汰されていく。 pic.twitter.com/RpKmDWEBp4
— Ryohei@元銀行員ブロガー (@ryoheifree) 2017年6月26日
いかがだっただろう。
ブロガー業界をとりまく環境の厳しさ、そのなかで生き抜く術について話をした。
最後に、今後、有名ブロガーを目指したい方へ。
上記は、僕が好きな『ハンター×ハンター』の、富樫先生の言葉だ。
『漫画家なら、絵より話の勉強をすべき。絵を描いている暇なんてない』
この言葉を知ったのはずいぶん前だが、今回の話に非常につながってくると思った。
そう、ブロガーももはや、ブログをただ書いている場合ではないのだ。
先ほど述べた通り、今後は競争が厳しくなり、個性の無いブログは自然と淘汰されていく。
ブロガーとして生き残りたければ、いかに個性を出していくかが重要になってくる。
その意味で、ブログなど書いている暇はなくなるのだ。
ここまで厳しい事も書いたが、もちろん僕も他人事では無いと思っている。
個人のメディア化が加速していくこの時代において、生き抜く術を必死に模索しているところだ。
縁があり、この記事を読んでくれあなたにも、ぜひ生き残って欲しい。
そのための方法、考え方については今後もシェアしていくので、参考にして頂ければ幸いだ。
厳しいブロガー業界を、自らの個性によって、乗り越えて行こう。



